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　歌手・長渕剛が6日、東京・六本木ヒルズアリーナで2年3ヶ月ぶりのオリジナルアルバム『FRIENDS』の発売を記念したラジオ番組の公開収録イベントに参加。長渕は、7m×4mの巨大なキャンバスに、重さ40kgの大筆を振るって“詩画”を書き上げるパフォーマンスを披露。その出来栄えは「96点！　集中しながらもみんなの優しさとか感じながら書けた」と集まった3000人を超えるファンの熱意に応えた。

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　「蝉は何て泣く」「チクショー」というコール・アンド・レスポンスでイベント開始前から観客は興奮状態。そんな中、登場した長渕もハイテンションで、ハーモニカを客席に投げ入れ、「一緒にこぶしを上げようぜ」と煽る。トークの合間にCDで曲が流れると、「生理的に座って聴いていられないのよ」と歌い出し、ラジオの公開収録というよりはミニライブと化した。観客も総立ちで「つよし！　つよし！」と大コールが巻き起こった。

　詩画は、長渕が10年以上にわたって行ってきた芸術表現のひとつ。東京・銀座の日動画廊ほかで詩画展を開催したこともある。7月に発売した最新シングル『蝉 Semi』のミュージックビデオは、“音楽と詩画の融合”ともいえる作品で、3枚の巨大な詩画を書き上げる模様が収録されている。ファンの目前で詩画の実演を行うのは、7月27日に行われた鹿児島に続いて2度目。長渕は「今、感じたことを、頭で考えずに、頭で考えても人生思い通りにいかないから、流れの中で楽しむ。楽しむなら命がけ」と気合を入れて、筆を握った。

　公開収録の模様は8月10日（月）と11日（火）、午後8時からFMラジオ・bayfm（ベイエフエム）の番組『ON8（おんぱち）』で放送される。


　長渕剛