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鼠先輩、早々に引退ライブ開催 最後の願いは「紅白出場」

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 年内で芸能界を引退する歌手の鼠先輩輩が21日、東京・渋谷DUOで引退ライブ『さよなら先輩〜鼠と愉快な仲間たち〜』を開催した。今年後半は新曲のPR活動やテレビ出演などに励むが、公演後の報道陣の取材に対し、最後の花道として「紅白に出たい。今年ちょっとねらっている」と語った。

引退ライブ終了後、紅白出場の夢を語った鼠先輩(C)ORICON DD inc. 

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 ペンキ屋、草刈り、清掃員、キャバクラのボーイ、板前見習い、AV男優、海外放浪など職を転々とし、昨年、35歳で念願のメジャーデビューを果たした鼠先輩に現実の壁がのしかかる。デビュー曲「六本木〜GIROPPON〜」は「ぽっぽぽ」の印象的なサビのフレーズのインパクトもあり、オリコン歌謡曲ランキング1位を獲得する大躍進を遂げた。

 ところが、想像していた世界とは違ったようで、今月3日に開いた引退会見では「子供の頃から歌手や芸能界で活躍するのが夢だったが、想像以上に厳しく、収入も普通のサラリーマン程度だった」などと引退理由を明かした。その後ファンから「手紙をもらったり、街で会ったら『辞めないで』って言われ」うれしさを隠さないが、「私は意思が固くて。サラサラヘアーで名前を変えてデビューしてやろうかと……全然思ってない」と、改めて完全引退を強調した。

 アンコールでは会見時と同じ紫のスーツで登場した鼠先輩。ライブ後の報道陣の取材では「初めてテレビに出たときからどう引退しようか考えていた」とデビューの時点ですでに引退までの構想があったことを話し、次の職については「決めてない。本当に今からハローワークに行きますよ。この格好で」と笑いを誘った。また出場が決まればラストライブとなる紅白には「望みをかけて、ぽっぽぽっぽ言えるように今年いっぱい頑張ります」と決意を語った。

 すっかり打ちひしがれた鼠先輩を盛大に送り出そうと、この日はレーベルメイトで先日「どんぐり野郎」で歌手デビューを果たしたゾマホン(たけし軍団)らがゲスト出演し、最後の花火を観ようと“鼠後輩”と書かれたTシャツをまとったファンなど300人が集結。ライブ後に行われたサイン会も長蛇の列となり多くの声援を集めていた。


 鼠先輩

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  • ファンに手を振る鼠先輩(C)ORICON DD inc. 
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  • 鼠先輩の引退ライブに駆け付けたゾマホン(C)ORICON DD inc. 
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