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沖縄出身アーティストのドキュメンタリーが異例の全国放送

 沖縄市宮古島出身の歌手・砂川恵理歌が歌う「一粒の種」を取り上げ、2月6日に沖縄ローカルで放送されたドキュメント番組『一粒の種〜遺言から咲いた命の歌〜』が、明日17日(火)深夜2時より全国放送される。

「一粒の種」ジャケット写真 

「一粒の種」ジャケット写真 

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 「一粒の種」は、あるガンの末期患者が亡くなる3日前に残した遺言をもとにできた曲。“まだ死にたくない。一粒の種でいいから、この世に残っていたい”―。最期の言葉を聞いた宮古島出身の看護師が「一粒の種」というポエムとしてメールマガジンに発表。その後、同じ宮古島出身の歌手・下地勇がメロディーをつけコンサートで歌いはじめ、さらにその歌を引き継いだ砂川の手によりCD化に至った。

 番組では元介護職の経歴も持つ砂川が、遺言から生まれた歌を大切に歌っていく姿が描かれており、2月のローカル放送後、視聴者から200を超える問い合わせや再放送の声が届き、異例の全国放送が決定した。

 これまでに番組には「亡くした友人を思い、声をあげて泣いてしまいました」「ガンと闘って亡くなった母を思い出しました」などのメッセージが、メール・手紙等で300通以上寄せられているという。さらにこの状況を受け、沖縄県内ではラジオや民放のテレビ局でも連日「一粒の種」が放送されるなど、沖縄からの新しいヒットの風が生まれる兆しを見せている。


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