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森進一、「おふくろさん」騒動の和解を報告 「今まで以上に心をこめて歌いたい」

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 今年4月に亡くなった作詞家の川内康範さんとのトラブルにより代表曲「おふくろさん」の歌唱禁止を通告されていた歌手・森進一が6日(木)、都内で会見を開き、川内さんの遺族と和解したことを正式に報告した。会見には遺族代表の川内さんの長男・飯沼春樹さんも出席し、森は「10月31日に(飯沼さんと)お目にかかって、そのときに『歌っていい』と言われた」と経緯を説明。晴れて和解が成立したものの、歌唱の解禁日についてはまだ「決めていない」と話した。

川内康範さんの遺族代表、飯沼春樹さんと握手を交わした森進一 

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 「おふくろさん」の冒頭を森進一が無断で語りの部分を足して歌っていたことを作詞した川内さんが07年3月に指摘し、森進一に歌わないよう求めたことでメディアをにぎわせた。その後、両者が和解することなく08年4月に川内さんは他界。飯沼さんは「こぶしを振り上げて、下ろせなかったのでは」と川内さんの心境を説明し「9月半ばから解決に向けて動いていた」と話し「9月20日に川内の奥さんに了解を取って、委任状を書いてもらった」とし、10月31日に森と対面。今後は語りの部分を歌わないという条件で、晴れて「おふくろさん」解禁となった。

 森は「自分の配慮が足らずこのような事態となってしまい、遺憾に思う」と謝罪し「今後は今まで以上に心をこめて歌っていきたい」と語った。また、歌唱の解禁日については「歌いたい気持ちは迫っている。早くいろんな方に相談して、自分の中で決断したいが、まだ全く決めていません」とした。今月10日(月)には、東京・五反田ゆうぽうとホールで『森進一〜秋ふれあいコンサート〜』が行われる。

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  • 川内康範さんの遺族代表、飯沼春樹さんと握手を交わした森進一 
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