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ザ・ピーナッツ、幻の音源10曲が約50年ぶりに初商品化

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 1960年代を代表する国民的スターで「ふりむかないで」「恋のバカンス」「恋のフーガ」をはじめ数々のヒット曲で知られる双子の女性デュオ、ザ・ピーナッツの幻の未発表音源10曲を収録したオリジナルテープがこのほど当時の関係者の自宅から発見され、デビュー50周年企画アルバムの第1弾として初商品化されることが20日(土)、分かった。2人がレギュラーを務めていたラジオ番組用に作られたオリジナル楽曲で、2006年3月に亡くなった作曲家・宮川泰さんがオリジナル楽曲の創作を開始した頃の音源としても貴重な作品となる。

ザ・ピーナッツ(当時の放送ブースより) 

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 1961年〜65年に放送された人気ラジオ番組『ザ・ピーナッツ』(ニッポン放送)内のコーナー「今月の歌」で歌われた楽曲のオリジナルテープを、番組スタッフが記念として保存していたものが奇跡的に見つかり、音の状態も良好だったことからCD化に至った。

 番組を担当した元同局放送制作部長の佐々光紀氏は「デビューして間もないザ・ピーナッツが、初めてオリジナル曲を歌うきっかけになったのが、私が担当していたニッポン放送のレギュラー番組でした」と回想。今回のCD化について「誠に感慨深いものがあります。宮川泰さんの作曲家としてのスタートでもある、貴重な音源だと思います」とコメントを寄せており、長い年月を経てあの頃の思い出が手元に届くこととなった。

 今回、11月26日にキングレコードより発売されるアルバム『ニッポン放送だよ ピーナッツ!』は全18曲を収録。1曲目から10曲目までが「今月の歌」として当時放送された音源で、レコードやカセットを含めて初の商品化。11曲目からの8曲は番組用にキングレコードで録音されたもので、過去、それぞれ商品化されてはいるが、シングル化される前の「ふりむかないで」や「ウナ・セラ・ディ東京」の原曲となる「東京たそがれ」などファン垂涎の楽曲ばかり。伴奏はシックス・ジョーズ及びシックス・ジョーズ・ウイズ・ストリングスが担当している。

 また、1959年2月のステージデビュー及び同年5月のレコードデビューからの50周年記念企画第2弾として『ザ・ピーナッツ オリジナルLP紙ジャケット・コレクション』の発売も決定。同社より発売された全オリジナルLPを、当時のままのジャケットで最新デジタル・リマスタリングして初CD化し2009年1月から4ヶ月連続で発売される。

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