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安室奈美恵が見せた自信とホンネ 〜6年ぶりベスト盤発売

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 6年ぶりのベストアルバム『BEST FICTION』を7月30日(水)に発売した歌手・安室奈美恵が、ORICON STYLEで6年間にわたる活動の軌跡と同作について語っている。常に時代の最先端を行き、進化し続ける安室は、その仕上がりに絶対の自信をのぞかせつつも「出してみるまで結果はわからないから」と慎重な姿勢を垣間見せた。

安室奈美恵 

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 全曲のミュージックビデオDVDが付いてくるのも話題となっている同作。収録曲(全17曲)を通して聴いてみると、今に至る歴史みたいなものも感じられるが、何より“これが安室奈美恵だ”というジャンル感がいつの頃からか幅広くなってきている。これについて「それはあるかも」と語った安室はこう続ける。

 「どの曲もそのときのベストを出し尽くしてきたけど、ひとつ終わると不思議とまた新たに“次はあれを試してみたい”みたいなアイディアや欲が生まれてくるんですよ。でもそれがいつも漠然としたもので、長期のプランとかじゃないから最初の頃は(スタッフに)理解してもらうのも大変で。「CAN’T SLEEP, CAN’T EAT, I’M SICK」(2006年)あたりからですね、自分でもちょっと先のことを考えられるようになってきたのは」。

 また、同作ではセルフプロデュースを務めているが「最初は本当に手探り状態」だったという。そして「“本当に自分が今歌いたいもの”が果たしてみんなにも受け入れられるかどうかという不安は、正直いつもありましたね。自分の中で“コレだ!”っていう絶対の自信があったとしても、出してみるまで結果はわからないから」と、その自信とは対称的な心情も明かした。

 安室は同作を引っさげての全国ツアーを秋から行う。「今回は一番古い曲と新曲では約6年の差がある。その時系列のある曲たちをどう融合させて今の自分らしく魅せることができるかが課題。より多くの人たちと一緒に楽しめることは私もすごく嬉しいし、初めてだったり久しぶりに見に来てくれる人たちにも、“安室がんばってるじゃん”って言ってもらえるように頑張らないと」笑顔を見せながら、最高のステージに向けて気を引き締めていた。

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