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大阪・バナナホール、26年続いた場所でラストライブ

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 関西の老舗ライブハウスとして有名な大阪・梅田バナナホールが9月17日(月・祝)、26年続いた同所で最後となるライブを開催した。今後は、名前を変えず別の場所での存続を模索する形になるという。

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 『バナナホール』は1981年に誕生。天井が高く開放的な雰囲気や、梅田駅からも比較的近い場所に位置したため、人気の高いライブハウスとして注目を集めた。また、インディーズ歌手とってはメジャーへの“登竜門”的存在で、古くは、やしきたかじん上田正樹といったベテランミュージシャンから、近年では曽我部恵一、サンボマスターらが出演していた。

 ところが、2004年に同ホールの親会社の経営が悪化。その後、ホールが入るビルはIT関連企業が買収したが、ホール運営会社『バナナホール』は今後の事業計画を提示しなかったため、別事業を行うことを決定。だが、バナナ側も賃貸契約が切れた昨年3月より無料の『籠城ライブ』を決行。存続を願う音楽ファン1万2000人分の署名も集まったが、最終的に司法の判断に委ねることとなり、8月31日に大阪地裁からホールの明け渡しを命じられていた。

 ホール関係者は「絶対“最後”にはしたくない。今後は、近所に場所を変えてでもバナナホールを続けて行きたい」と続投宣言。ライブでは、参加した20組のミュージシャンらが「皆さんが拍手を送り続けたら、バナナホールは続きます!」と力強く語り、集まった200名以上の観客からは、惜しみない拍手が送られていた。

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