ORICON NEWS

米津玄師の『STRAY SHEEP』令和デジタル&合算アルバム1位、「あたり前のことじゃなく、光栄」【オリコン令和ランキング】

 米津玄師の『STRAY SHEEP』(2020年8月5日発売/配信)が、本日12日発表の『オリコン令和ランキング(令和元年〜5年)』作品別売上数部門の「デジタルアルバムランキング」と「合算アルバムランキング」で、ともに1位を獲得した。

令和合算アルバム&デジタルアルバム1位を獲得した米津玄師

令和合算アルバム&デジタルアルバム1位を獲得した米津玄師

写真ページを見る

【写真】その他の写真を見る


■デジタルとともにCDも好調、ソロアーティストとしての記録も続々

『STRAY SHEEP』は、「Lemon」、「馬と鹿」、「感電」などを収録した米津玄師のアルバム。「デジタルアルバムランキング」において本作は、期間内DL数23.4万DL(233,518DL)で1位を獲得。同ランキングで唯一の期間内DL数20万DL超え作品となった。

 また、「合算アルバムランキング」においては、期間内ポイント257.2万PT(2,571,775PT)で1位を獲得。ソロアーティスト作品では、唯一の期間内売上200万ポイント超えとなった。ポイントの内訳は、CD:169.5万PT(1,695,144PT)/デジタルアルバム:23.4万PT(233,518PT)/ストリーミング:64.3万PT(643,113PT)。期間内売上169.5万枚を記録したCD売上ポイントが大きく牽引しつつ、デジタルダウンロード、ストリーミングのポイントも積み上げた。

 これらの結果に対し米津は、「非常に光栄なことだと思っております。あたり前のことじゃないなと当然のことながら思いますし、それだけたくさんの人が聴いてくれたということは音楽を作っているうえで本当に光栄としか言いようがないです。ありがとうございます」と、感謝の思いを語っている。

<デジタルアルバムランキングの記録>
本作は令和2年8月に配信開始され、同年/8/17付の「週間デジタルアルバムランキング」において、平成、令和を通じ、歴代最高初週DL数となる10.9万DL(109,192DL)で【※1】、初登場1位を獲得。初週DL数での10万DL超えは、2024(令和6年)/1/8付時点、本作『STRAY SHEEP』のみとなっている。また、2020(令和2年)/8/17付から9/14付まで、5週連続で週間デジタルアルバム1位を獲得しており、RADWIMPSの『天気の子』に続く、令和2作目、ソロアーティスト作品では令和初の記録も達成している。

<合算ランキングの記録>
 令和2年8月発売の本作は、初週となる2020(令和2年)/8/17付の「週間合算アルバムランキング」で、史上2作目、ソロアーティスト作品では史上初となる週間での100万ポイントを達成。その後、2021(令和3年)/1/4付で、ソロアーティスト史上初となる累積での200万ポイント超えを突破するなど、長きに渡って好調。「オリコン週間合算ランキング」では、1位を獲得した2020(令和2年)/8/17付から2024(令和6年)/1/8付時点まで、178週連続TOP100入りを果たしている。

CDアルバムとしては、2020(令和2年)/8/17付でソロアーティスト令和最高初週売上となる88.0万枚を売り上げ、初登場1位を獲得。登場2週目の同年8/24付で、平成生まれアーティスト作品史上初【※2】、ソロアーティスト作品で令和初となるミリオンを達成した。

【※1】「オリコン週間デジタルアルバムランキング」は「2016(平成28年)/11/14付」よりスタート。
【※2】ソロアーティスト作品が対象。

<集計期間:2019/5/13付〜2024/1/8付 実質集計期間:2019年4月29日(月)〜2023年12月31日(日)>

【以下、インタビュー全文】

――「オリコン令和ランキング (令和元年〜5年)」において、アルバム『STRAY SHEEP』が、 「作品数売上数部門」の「合算アルバムランキング」及び「デジタルアルバムランキング」の2冠を獲得されました。改めて、受賞の感想をお願いいたします。

【米津玄師】非常に光栄なことだと思っております。当たり前のことじゃないなと当然のことながら思いますし、それだけたくさんの人が聴いてくれたということは音楽を作っているうえで本当に光栄としか言いようがないですね。ありがとうございます。

――本作『STRAY SHEEP』には、「Lemon」、「パプリカ」、「馬と鹿」、「感電」など、ヒット曲が多く収録されていますが、本作への思い入れや、制作時の印象的なエピソードをお聞かせください。

【米津玄師】このアルバムは、新型コロナウイルスによって未曾有の混乱が起きた時期に制作をしました。開催中のライブが中止になるという被害を受け、どういう風に生きていったらいいのか分からなかったですし、影響を受けていない人間はこの世にはいないと思うのですが、自分もそのうちの一人でした。生活が根幹から揺らぐという初めての体験をしたので、そういう気分がものすごく大きく出たアルバムになったのではないかと思います。
タイトルも『STRAY SHEEP』、“迷える羊”という、すごくその時の気分に影響を受けながら作ったことを今思い出しますね。

――令和の5年間(令和は2019年5月1日よりスタート)を振り返って、一番印象に残っている音楽活動について、教えてください。

【米津玄師】『君たちはどう生きるか』という宮崎駿さん(※崎=たつさき)の映画に主題歌としてかかわることができたというのは、本当に光栄でした。自分の人生で光栄だと思える出来事は、おそらくこれ以上ないと思います。そういう意味で、「地球儀」を制作していた、ここ5年間は怒涛の人生だったんだろうなと思い返してみてもそう感じます。すごく濃い5年間だったんじゃないかなと思っています。

――これから挑戦したいことについて、お聞かせください。
【米津玄師】音楽家として新しいことをずっとやり続けていきたいなとは常日頃思っています。長くやっていけばいくほど、これまでと同じなんじゃないかと思う余地がどんどん増えてくるので、 それを自分なりに解決できるように日々生活からちゃんと準備しておく。
“準備”って良いなって最近思い始めました。ありとあらゆるものは“準備”によって成り立っている。本当に当たり前のことですが、当たり前だからこそ大事にしなきゃなと。
何をするにしても、ライブをやるにしても、曲を作るにしても、やっぱり常日頃漫然と生きているのではなくて、辿り着くべき場所に辿り着くための“準備”をかかさずに生きていくべきだなという風に最近強く思います。それをなおかつ楽しんでやれたらいいなと。
“準備”を楽しむ人生が送れたらそれに越したことはない、そういう風にこれからを生きていきたいなと、抱負みたいな形で思っています。

――最後に、作品を手に取ってくださった方、応援している方に向けて、メッセージを一言お願いいたします。

【米津玄師】いつも応援してくれる人は、本当にありがとうございますとしか言いようがないです。長くやってきて自分の音楽を手に取り続けてくれているということは本当に当たり前じゃないなと思うし、そういう人たちがいなければ自分の今の生活だとか人生というものもないなと、続けていけばいくほど、どんどん実感が大きくなってきています。
これからずっと応援し続けてくださいというのもおこがましいというか…別に興味がなくなったらなくなったでかまわないですし。そこからまた”最近いい曲作っているな”と思った時に手に取ってもらえたら嬉しいなと思うし、お互い楽しく生きていきましょう。
健やかに楽しく生きていくことができたらいいなと、そういう関係性でありたいなという風に思いますね。本当にいつもありがとうございます。

関連写真

  • 令和合算アルバム&デジタルアルバム1位を獲得した米津玄師
  • 令和合算アルバム&デジタルアルバム1位を獲得した米津玄師『STRAY SHEEP』
  • 米津玄師

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

メニューを閉じる

 を検索