結成50周年を迎えたTHE ALFEEが23・24日の両日、東京・日本武道館公演を開催した。23日公演では、バンド史上初となる100回目の日本武道館公演の快挙を達成し、客席をぎっしりと埋め尽くした1万人のファンと盛り上がった。

【写真】その他の写真を見る

　1983年8月24日の初武道館から40年で大台を達成し、高見沢俊彦は「日本武道館は83年から毎年やってきて、あれから40年、長く積み重ねてやっている集大成としてこの武道館、今日で100回目です。こうやって100回できたのも皆さんのおかげです。僕らの曲を見つけてくれて、そして僕らのコンサートを選んでくれて、本当に感謝しかありません」とファンにメッセージ。

　ライブでは名曲「星空のディスタンス」をはじめ、シングル57作連続オリコンTOP10入りを果たした最新曲「鋼の騎士Q」など、2日間で合計35曲を披露。「LONG WAY TO FREEDOM」では高見沢が宙を舞うサプライズ演出もあり、観客を沸かせた。

　24日公演のアンコールでは、10月8日に亡くなった谷村新司さんとの共作曲「天使の伝言〜TASUKI〜」(作詞：谷村新司　作曲：高見沢俊彦)をTHE ALFEEとしてライブで初披露。多くのファンの胸を打った。

　THE ALFEEは1973年、明治学院大学キャンパスでメンバーが出会いバンドを結成し、翌1974年8月25日にシングル「夏しぐれ」でデビュー。1983年、デビュー9年目にしてシングル「メリーアン」が大ヒットし、以降、日本の音楽シーンを代表するバンドとして活躍している。コンサート総本数は2888本（2023年12月24日時点)で、グループ最多公演記録を更新中。