今週（2023.12/8〜12/14）のYouTubeチャートTOP100の週間総視聴回数は先週比で2.2％減、TOP100の初登場作は6作（先週12作）となった。

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　10週連続で1位となったのは、Adoの「唱（読み：しょう）」（852.6万回）。視聴回数は先週比5.0％減となったものの、2位とは依然として200万回以上の差がついている。26位（先週25位）には、TVアニメ『東京喰種トーキョーグール』第1期のオープニング（OP）テーマとして、TK from 凛として時雨が歌った曲のカバー曲「unravel 歌いました」（同127.2万回）、28位（先週21位）には、日向電工のオリジナル曲をカバーした「ブリキノダンス 歌いました」（同125.9万回）がランクイン。両曲ともに、12月13日に発売されたCD『Adoの歌ってみたアルバム』からの先行配信曲で、同アルバムは、Adoに歌ってほしいボカロ曲とJ-POPの曲を公募し、そのなかから10曲を選曲したもの。20/12/25付「オリコン週間アルバムランキング」では、初週売上7.0万枚で初登場2位となった。

　2位はTVアニメ『【推しの子】』第1期のOP主題歌、YOASOBIの「アイドル」（639.0万回）、3位は現在放送中のTVアニメ『葬送のフリーレン』のOPテーマ「勇者」（399.4万回）で、TOP3は7週連続で同じ並びとなった。

　9月下旬にTOP100入りしてから視聴回数を順調に伸ばし、先週は初のTOP10入りとなる8位、そして今週は視聴回数を1.2倍に伸ばし、5位にランクアップしたのが、インディーアーティストtuki.の「晩餐歌 弾き語りver.」（同282.0万回）。15歳、中学3年生のシンガー・ソングライターで、TikTokに投稿した動画が注目を集め、歌ってみたなどに使用され人気となった。今年9月に公開されたミュージックビデオ（MV）のコメント欄には、「歌声に感動した」「聴いていてすごく心地いい」「曲も歌詞も歌い方も好き」といった声が並んでいる。また、10月には優里が同曲をカバーした動画を投稿し、11月にはtuki.×優里のアコースティックバージョンを公開するなど、ますます注目が集まっている。

　視聴回数を約2倍に伸ばし、先週40位から9位に上昇したのは、羊文学「more than words」（同210.4万回）。TVアニメ『呪術廻戦』第2期「渋谷事変」のエンディング（ED）テーマとして書き下ろされたナンバーで、9月中旬から、13週連続でTOP100入りしていた人気曲だ。12月8日にYouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』に登場したことや、12月13日には『2023FNS歌謡祭 第2夜』（フジテレビ系）に出演したこともあり、初のTOP10入りとなった。

　27位には米津玄師の「KICKBACK」（同125.9万回）がTOP100圏外から急上昇。全米レコード協会（RIAA）が今年活躍したアーティストを総括する「RIAA Class of 2023」に日本人として唯一選出されたこともあり、10週ぶりのTOP100入りとなった。
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