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浅井健一、“盟友”チバユウスケさん追悼「大きな存在がこの世からいなくなってしまいました」

 ロックバンド・The Birthdayのボーカル&ギターのチバユウスケさんが、11月26日に死去した。55歳だった。訃報を受け、元BLANKEY JET CITYで、現在はSHERBETSなどのバンドで活動する浅井健一が5日、自身のXを通じて追悼のコメントを寄せた。

チバユウスケさん Photo by Shimbo Yuki

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 浅井は「チバユウスケ氏のご冥福を心からお祈りします。残念でなりません。悲しいし。大きな存在がこの世からいなくなってしまいました」と心境をつづった。2人は同時期にロックシーンをけん引したバンドのフロントマンで、音楽雑誌などの対談でも交流を深めていた。

 浅井のほか、音楽仲間からは続々と追悼が寄せられている。Dragon AshKj降谷建志)は自身のインスタグラムに「R'N'R 2001年、くわえタバコで缶ビール片手にロックフェスの袖ウロウロしてさ、駆け出しの小僧の俺の頭クシャってして“お前はヒロト君にならないでいいから新しいヒーローになんな”って言ってくれた。それが最初の会話…」と説明。そして「去年親父が他界した直後のロックフェスのバックステージ、くわえタバコで缶ビール片手に肩ぶつけて来てさ、“イェーィ元気?”ってわざわざ声掛けに来てくれた。それが最後の会話…」と思い出を明かした。

 「本当にお疲れ様でした。そっちで大好きなギタリストと大好きなバンドマン達と大好きな音楽鳴らして下さい。いつか聴きに行くんで、その時はまた同じ様に、くわえタバコで缶ビール片手に声掛けて下さい。ありがとうございました」と悼んだ。

 東京スカパラダイスオーケストラ谷中敦は自身のXに「チバユウスケ逝去。受けとめきれない。俺の中では彼は今も不死身で無敵だ。余りにも際立った才能ゆえ、その天才性を軽々しく語るのはいつも躊躇われたけど、チバユウスケは天才中の天才です」と断言。「誰にも真似できない、という言葉は彼にこそ相応しい。きっと谷中さん、何言ってんだよ!って言われるな、、」とつぶやいた。

 チバさんとユニット・Star Casinoを組んでいた大沢伸一「普段は誰が逝っても綴らない。でも俺には彼に届ける手段がないから。もう一度一緒に音楽やりたかったよ。チバユウスケ」と思いを吐露。マキシマム ザ ホルモンのナヲは「嘘だ嘘だ嘘だ…やだやだ やめてよ これ以上あたし達のヒーローを連れて行かないでよ」と悲しみに暮れた。

 チバさんは今年4月に食道がんと診断され、治療に専念するため当面の間休養することが発表された。回復に向けて治療を続けてきたが、11月26日に家族に見守られ穏やかに息を引き取ったことが5日、所属レコード会社から発表された。

 チバさんは1968年7月10日生まれ、神奈川県出身。1996年 thee michelle gun elephantのボーカルとしてデビュー。2003年の解散後はROSSO、MIDNIGHT BANKROBBERS、The Birthday、THE GOLDEN WET FINGERSで活動してきた。今年4月には食道がんと診断され、治療に専念するため当面の間休養することが発表された。

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