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布袋寅泰、300台限定マルチエフェクター『G-GATE』再販売中止 高額転売に不本意も「景品表示法違反となる可能性」

 ロックギタリスト・布袋寅泰の公式サイトが9日、マルチエフェクター『HOTEI Signature G-STAGE Multi-effects System』(G-STAGE)に関して“重要なお知らせ”を掲載した。

布袋寅泰(C)ORICON NewS inc.

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 『G-GATE』は、2005年から布袋のギターシステム構築に携わっているフリーザトーン社が手がけたマルチアナログエフェクター。布袋のカッティングやリフ、ソロなどに適したチューニングが施されているほか、すでに生産完了となっているパーツも使用しており、全世界300台限定の受注生産され、5月下旬に発売。その後、高額転売される状況となり、10月9日に「再販を行える目処が立ちました」とし、入手困難なNOSパーツをフリーザトーン社が探し、調達が可能になった伝えていた。

 この日の発表では「しかし、その後、一部の『G-STAGE』購入者様より限定品と告知し販売した商品を再販売することは景品表示法に抵触し得る旨のご指摘や、そのことを消費者庁へ通報した旨のご連絡をいただきました」と報告。

 続けて「これらのご指摘等を受けて、消費者庁にも相談の上、転売防止目的での再販売の趣旨と限定品をご購入いただいた方々への配慮とを考慮しつつ、限定品の優位性を損なわないよう、『本体意匠の変更』や『梱包仕様の変更』、『アーティストサイン入りの認定書を付属しない』などの案を検討しておりましたが、限定品と同等の商品であるとの認識を皆様に抱かせてしまうことにより景品表示法違反となる可能性も拭えないため、今回の再販売は中止せざるをえない状況となりました。再販売の告知を喜んでいただいた皆様には、深くお詫び申し上げます」と謝罪。

 また「今回『G-STAGE』の再販売は叶いませんでしたが、すでにご使用いただいている方よりの感想もいただいており、『G-STAGE』はまだまだ進化できると私達は確信しております。『G-STAGE』の企画から販売までの道のりは4年という歳月を費やしており、後継機の実現にはそれなりのお時間をいただくことになるかもしれませんが、必ず『G-STAGE』の後継機を企画することをここに宣言させていただきます」と呼びかけた。

 そして「最後に『HOTEI Signature G-STAGE Multi-effects System』が高額転売されている現状は、私達の本意ではございません。皆様には高額転売されている「G-STAGE」の購入を控えて頂きますようお願い申し上げます」とし、理解を求めた。

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