アイドルグループ・AKB48が22日、東京・日本武道館3days最終公演『MXまつり AKB48 62ndシングル「アイドルなんかじゃなかったら」発売記念コンサート〜アイドルになってよかった〜』を開催し、19期生募集オーディションを開催することが発表された。

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　AKB48は今年4月に47都道府県選抜メンバーからなるチーム8が活動を休止し、今月には劇場公演の根幹となっていたチーム制も休止。また、20日に行われた武道館3days初日公演では、現役最古参メンバーの3期生・柏木由紀が今年35人目の卒業を発表するなど、“構造改革”や変革を余儀なくされている。

　この日のコンサートではチーム制を休止した新体制をお披露目。2018年以降の楽曲を中心にセットリストを組んだ。アンコールで披露した「Generation Change」では、ドラフト2期生の千葉恵里（19）をセンターに「新しい夜明けだ　世代交代させろ！」と歌った。

　そのあとのMCでは、新曲センターの小栗有以（21）が武道館3daysを総括。「17年間もずっと続いてるグループに在籍させていただいてると、恵まれていたり、うれしいこともたくさんあれば、 卒業だったり、メンバーがいなくなってしまうっていう不安になることもたくさんありまして」と本音を漏らして涙した。

　気持ちを立て直すと「いろんな状況になっても、何度も立ち上がってきたのがAKB48だと思います。 その粘り強いグループがAKB48だなとすごく感じています。これからもたくさんいろんな壁が立ちふさがって、どうしようってなることもたくさんあると思うんですけど、 でも今のAKB48なら、きっとこれからもAKB48を守り継いでいけると思います」と宣言。

　「でも、私たちだけじゃもちろん難しくて。応援しに来てくれた一人ひとりのファンの皆さん、配信を見てくださってるファンの皆さん、スタッフの皆さん、たくさんの皆さんの支えがないと、こうして大きなステージにも立ててないと思います。 なので、皆さんに応援したいって思ってもらえるようなグループでありたいですし、コンサートタイトルにもあるように『アイドルになってよかった』ってメンバー一人ひとりが思って卒業できるようなグループになりたいなと思いますし、したいです」と言葉に力を込め、「新公演も決まったりとか、 楽しみなこともたくさんありますので、ぜひこれからのAKB48、楽しみにしていてください」とファンに伝えた。

　その熱いメッセージのあと、映像で「AKB48第19期生オーディション」開催決定をサプライズ発表した。今年4月に8人が合格した18期生オーディション以来、半年ぶりとなる。応募受付は特設サイトで、きょう22日午後8時〜11月19日午後11時59分まで。小栗は「AKB48を盛り上げたいという強い気持ちがある方、お待ちしています」と呼びかけた。コンサート終了直前には、柏木が小栗の肩を抱き寄せ「ゆいゆい、これからのAKB48を任せたよ」と、小栗にグループの未来を託した。