5000人の観客の割れんばかりの拍手と歓声に迎えられた佐野は「みんなとてもいい感じに見えます!」と喜び、最上段まで埋まった客席を感慨深げに見渡すと「これからも、いい曲、いい音楽をブチあげて行きます」と宣言した。
昨年7月にリリースした最新アルバム『今、何処』のほぼ全曲を披露。演奏、音響、照明、映像を駆使し、巨大なアート表現とロックショーが繰り広げられた。ツアー中のため詳細なレポートは控えるものの、『今、何処』の少し前に配信リリースしたアルバム『ENTERTAINMENT!』(昨年4月)からの楽曲や、コヨーテバンド時代の曲も演奏し、観客を魅了した。
2回目のアンコールを受けて佐野は「大瀧詠一もPANTAも(忌野)清志郎も坂本龍一もいない時代。彼らの新しい音楽は聴けないことは寂しいけど、ボクはまだこうして続いてます」と話した。そして、ヒット曲「サムデイ」「アンジェリーナ」で会場は一体となった。
ツアーは、この後、横浜、沖縄、岡山を経て、10月10日の札幌公演でファイナルを迎える。
