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音楽雑誌『Player』休刊を発表「55年にわたりご愛顧いただき感謝」

 1968年創刊の音楽雑誌『Player』(プレイヤー・コーポレーション刊)が、6月30日発売の2023年Summer号をもって休刊することが14日、公式サイトで発表された。

1968年創刊の音楽雑誌『Player』が休刊を発表

1968年創刊の音楽雑誌『Player』が休刊を発表

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 北村和孝編集長は同サイトで「このたび音楽雑誌Playerは、2023年6月30日発売Player2023年Summer号をもちまして休刊することと相成りました。1968年の創刊から55年にわたりご愛顧いただき感謝の気持ちでいっぱいです」と報告。同誌は月刊誌として刊行されていたが、2022年より季刊化されていた。

 休刊の決断について「独自記事に着目した取材に邁進するとともにコスト削減や販促にも取り組んでまいりましたが、広告売上の大きな落ち込み、昨今の制作コストの上昇をカバーすることが難しい状況は改善できず、苦渋の判断ですがこのタイミングで休刊する運びとなった次第です」と説明。「これまでご協力いただきました皆様のご期待を裏切ることになってしまったこと、お詫び申し上げます」と伝えた。

 休刊前最後の号は当初、6月2日に発売予定だったが、「フェアウェル号に相応しい内容を盛り込み現在も鋭意制作中で、6月30日に発売日を延期させていただきます」とあわせて報告された。

 同編集長は「現時点では何の目処も立っていない状況でありますが、すでにたくさんの叱咤激励をいただいております。あくまでも個人的な思いといたしましては、お時間はいただきますが復刊を目指して努めていきたい所存です」とし、「まずは発売が遅れておりますPlayer2023年Summer号の制作に全精力を注ぎます」と結んだ。
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