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イ・スンギ、4年ぶり来日で決意の涙「歌手としての第2ステージ」 来年アルバム発売&フルコンサート開催も約束

 韓国の歌手・俳優のイ・スンギが12日、東京・豊洲PITで『LEE SEUNG GI ASIA TOUR 2023「少年、道を歩く」』を開催した。公演はファンミーティングとコンサートの2部構成。コンサートでは、未発表曲を含む全13曲を披露し、20周年を迎える来年にアルバムリリースを予定していることなども発表した。

イ・スンギ

イ・スンギ

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 美しいピアノの旋律に導かれるようにステージへ登場したイ・スンギは、ファンに向けて静かに一礼。その後バンドの生演奏とともに、ツアータイトルにも冠した「少年、道を歩く」でコンサートをスタートさせた。そして「みなさん、こんにちは。イ・スンギです。久しぶりですね…すごくうれしいです。来てくださってありがとうございます」と、2019年以来約4年ぶりとなる日本のファンとの再会を喜んだ。

 続けて「人生において大きな変化があった6ヶ月間だった」と近況を振り返りつつ、今回のツアーに関しては「無理なスケジュールで計画した」と告白。「でも、無理をした理由は、みなさんに歌手として会いたかったから」と並々ならぬ思いで臨んだことも明かしながら、「今回のアジアツアーが僕の歌手としての第二ステージの始まり」と決意を込めたまなざしで言葉を紡いだ。

 来年は歌手デビュー20周年の節目となる。イ・スンギは自らそのことにも触れ、「来年は新しいアルバムを計画中です。そのときはフルコンサートで魅力を伝えたい」と発表。ファンからは割れんばかりの拍手が沸き起こった。

 「風」「そうやってすべてが」「忘れないで覚えていて遅れないで」など、振り幅のあるセットリストでコンサートを進めながら、時折ファンからの声援にもしっかりと耳を傾け、音と言葉による“対話”を楽しんだ。

 終盤では、「イ・スンギという歌手は、新しい挑戦や冒険より、安定した道を歩んできたと思う」と回顧し、「全部正しいと思ってきましたが、違う選択肢もあったかもしれないと思うようになった」と心境を吐露。そして「これからどんな選択をするかは、僕にもわかりません」と今後についても目を向け、「でも、躊躇したり安定を求めるのではなく、胸が躍る方へ進んでいきたい」「いろいろな挑戦をしてみます。それがみなさんにとって良いことかもしれないし、悪いことかもしれない。ただ、10年続けてみたら新しい発見があると思う」と前を向きながら、「応援していてください。来年のフルコンサートで会えることを楽しみにしています」と伝えた。

 アンコールを求める声に応えて再び登場した際には、熱い声援を受けて大粒の涙を流す。そんな万感の思いをラストナンバー「私の女だから」に乗せた。そして最後には「また会いましょう」と再会を約束し、コンサートを締めくくった。

■『LEE SEUNG GI ASIA TOUR 2023「少年、道を歩く」』豊洲PIT公演セットリスト
01. 少年、道を歩く
02. 風
03. リターン
04. 見え透いた男
05. そうやってすべてが
06. 森
07. 忘れないで覚えていて遅れないで
08. 花
09. 狂っていたかも
10. Human Table
11. 削除
12. アンコール
13. 私の女だから

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