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KARA、日本ファンミで“大声援シャワー”に感涙 ギュリの16歳キャラ、スンヨンの『Love Letter』再現などファンサ満点

 デビュー15周年を記念し、昨年11月末に7年半ぶりにカムバックした韓国のガールズグループ・KARAが3日、パシフィコ横浜 国立大ホールで日本では8年ぶりの単独ステージとなるファンミーティングツアー『KARA 15TH ANNIVERSARY FAN MEETING 2023〜MOVE AGAIN〜』の最終日を迎え、昼夜2公演に集まった観客を魅了した。

8年ぶりの日本単独公演となるファンミーティングツアーを完遂したKARA Photo by 上飯坂一

8年ぶりの日本単独公演となるファンミーティングツアーを完遂したKARA Photo by 上飯坂一

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 本ツアーは、大阪、福岡を経て、初の首都圏開催とあり、平日にもかかわらず昼公演からファンが客席を埋め尽くした。開演前からメンバーの名前を呼ぶ声が飛び交い、自然と手拍子が沸き起こるなか、再始動曲「WHEN I MOVE」でスタート。制服衣装で歌って踊る5人に熱狂的な声援が送られた。

 ギュリスンヨンニコルジヨンヨンジの5人が声をそろえて「こんにちはー、KARAです」とあいさつ。ジヨンが改めて「みなさんこんにちはー!」と呼びかけると、KAMILIA(KARAファン)からは「おかえりー」の声が飛び、「今日は朝からドキドキしてて、テンションが超上がってるんですけど、私たちと遊ぶ準備できましたか?」と呼びかけて盛り上げた。

 スンヨンはツインテールを猛アピールし、「かわいい〜」の声が飛ぶ。34歳のリーダー・ギュリもピンクの髪飾りを付けたハーフツインで会場を沸かせると、「頑張りました!」とにっこり。メンバーから「何歳ですか」とツッコミを入れられると「今日は16歳です」と答え、ファンは大爆笑する。ジヨンが「私たちのスクールルックはどうですか」と問いかけると、ギュリは「全然OKでしょ。16歳だから」と16歳キャラを前面に押し出し、初期の楽曲「Rock U」を少しだけ歌うなどして盛り上げた。

 写真で近況を振り返るコーナーでは、末っ子のヨンジが、KARAのポップアップストアが展開されているラフォーレ原宿をバックに両親と一緒に撮影した写真を公開。会場にも観に来ていることを明かすと、2階スタンドの両親に手を振り、「両親! 産んでくれてありがとうございます」と日本語で感謝を伝え、ファンの感動を誘う一幕も。

 スンヨンは最近、韓国で人気の中山美穂主演映画『Love Letter』(1995年)のロケ地でもあった北海道・小樽の天狗山スキー場を韓国の番組の収録で訪れたことを告白。名シーンの「お元気ですかー? 私は元気でーす」をやっちゃいましたと明かすと、メンバーから「ここでもやってください」とリクエストされ、客席に向かって絶叫。会場が爆笑と拍手に包まれ、「かわいいよ〜」と声が飛ぶと、赤面しつつも「今日のお仕事頑張りましたっ!」と笑った。

 ファンから事前に募集していた「うれしかったことの報告」では、メンバーが箱の中から選んだメッセージが、親子でKARAファンであることを伝えるものがほとんどだった。中には、もともと母親がKARA好きで、今回のカムバックから娘がファンになったという親子も来場しており、メンバーは手を振って大感激した。

 ジヨンが優勝したゲームコーナーで盛り上がったあとにはミニライブに戻り、このステージのために準備してきたという「Shout it out」で魅了。続けて、ファンミーティングで聴きたいアンコール曲投票で1位だったという「STEP」を、マイクスタンドを使って披露した。歌唱後にはアンケートの結果、2位は「今、贈りたい「ありがとう」」、3位は「ミスター」、4位は「LUPIN」、5位は「Honey」と「SOS」が同票だったことが発表された。

 5人がハンドマイクで「プロミス」を歌い上げたあとには一人ずつ日本語であいさつしていった。

 ジヨンは「大阪からずっとこう言ってますけど、本当に夢みたいです。『戻ってきてくれてありがとう』って、みんなの手紙を呼んで、心が温かくなって、胸がいっぱいでした」と話した。自身が2014年にKARAを一度脱退したときのことにも言及し「後悔はしないけど、みんなと離れた時間があったから、今の時間がもっともっと大切なのかなって思うし。自分にとってはその時間が大切で必要な時間だったと思う。日本で5年間やって成長した時間だった」と振り返り、「今は本当に幸せすぎて、こういう機会がもっと増えるといいなと思います」と想いを伝えた。

 スンヨンは「皆さんがいてくれるから心強い力になって、ここまで来られたと思います。本当にありがとうございます。私たちはステージの上にいるときが一番生きている感じがして、本当に皆さんの応援で完成したという気持ちで、胸がいっぱい、いっぱいです」とファンに感謝。

 ニコルは「去年の夏から6ヶ月くらい5人で頑張って、ここまで来て、時間が(過ぎるのが)速いと感じました。6ヶ月で長いのに、なんでこんなに過ぎるんだろうと思いました。皆さんとこうやって会って、こういう時間ができてすごく幸せだし、明るい声で私たちの名前を呼んでくれて、本当にありがとうございます。5人同じだと思うんですけど、私たちにとって幸せな時間です」と喜びをかみしめた。

 ヨンジは「最初に皆さんに会えると聞いたとき、いろんなことが思い浮かびました。自信がなかったからです。いろんな心配をしていました。でも、なんでそんなふうに思ったんだろうと思うくらい、皆さんが一緒に喜んでくださって、私の幸せな瞬間につきあってくださって、ありがとうございます。これからもいつも私たちと一緒にいてください。それが私の幸せです。大切な思い出をくれてありがとうございます」と伝えて涙ぐんだ。

 ギュリはその涙を一掃するように、「この雰囲気を16歳の私が明るく変えますよ」「16歳はKARAのデビュー以前だから、26歳くらいで頑張ります」と笑いを連発。「26歳の私が想像した今の私は、『ミスター』踊れるかな?とか…そうでしょ、スンヨン」と心配していたことを明かし、同意を求められたスンヨンもうなずく。

 「皆さんが8年ぶりでもこんなに集まってくれてうれしくて、これはKARAの力じゃなくて、KAMILIAの力。KAMILIAの力は本当に強いんだなぁ。ありがとうございます」と伝えて敬礼ポーズ。ファンを背にした記念撮影後、本編最後は「Happy Hour」で締めくくった。

 アンコールでは、黒トレーナーにデニムのミニスカ、ショートパンツ姿に着替えた5人が再登場し、会場が一面青に染まるなか、代表曲「ミスター」で大盛り上がり。ラストの「ガールズ ビー アンビシャス!」ではステージを左右に走り回り、カラーボールを投げ入れるサービスも。観客が声を合わせて「KARA―!」と叫ぶと、“大声援シャワー”を全身に浴びた5人は感極まり、ジヨンとヨンジは抱き合って涙した。

 ファンサービス満点の本ツアーでは、大阪、福岡、横浜の5公演でファンとふれあった。

関連写真

  • 8年ぶりの日本単独公演となるファンミーティングツアーを完遂したKARA Photo by 上飯坂一
  • ギュリ=ファンミーティングツアー『KARA 15TH ANNIVERSARY FAN MEETING 2023〜MOVE AGAIN〜』最終日より Photo by 上飯坂一
  • スンヨン=ファンミーティングツアー『KARA 15TH ANNIVERSARY FAN MEETING 2023〜MOVE AGAIN〜』最終日より Photo by 上飯坂一
  • ニコル=ファンミーティングツアー『KARA 15TH ANNIVERSARY FAN MEETING 2023〜MOVE AGAIN〜』最終日より Photo by 上飯坂一
  • ジヨン=ファンミーティングツアー『KARA 15TH ANNIVERSARY FAN MEETING 2023〜MOVE AGAIN〜』最終日より Photo by 上飯坂一
  • ヨンジ=ファンミーティングツアー『KARA 15TH ANNIVERSARY FAN MEETING 2023〜MOVE AGAIN〜』最終日より Photo by 上飯坂一
  • ファンミーティングツアー『KARA 15TH ANNIVERSARY FAN MEETING 2023〜MOVE AGAIN〜』最終日より Photo by 上飯坂一
  • ファンミーティングツアー『KARA 15TH ANNIVERSARY FAN MEETING 2023〜MOVE AGAIN〜』最終日より Photo by 上飯坂一
  • ファンミーティングツアー『KARA 15TH ANNIVERSARY FAN MEETING 2023〜MOVE AGAIN〜』最終日より Photo by 上飯坂一
  • ファンミーティングツアー『KARA 15TH ANNIVERSARY FAN MEETING 2023〜MOVE AGAIN〜』最終日より Photo by 上飯坂一
  • ファンミーティングツアー『KARA 15TH ANNIVERSARY FAN MEETING 2023〜MOVE AGAIN〜』最終日より Photo by 上飯坂一

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