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橋幸夫、緊急記者会見で“二代目・橋幸夫”を公募 ラストステージでの共演も視野に

 歌手・橋幸夫(79)が12日、都内で記者会見を開き、“橋幸夫”の名を継承し、自身の歌を歌い続ける歌手を募集すると発表した。

緊急記者会見で“二代目・橋幸夫”を公募した橋幸夫 (C)ORICON NewS inc.

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 橋は2021年10月、80歳誕生日である今年5月3日をもって歌手活動から引退することを正式に発表。5月1日に開催される全国ツアー『橋幸夫コンサート〜人生は長いようであっという間 夢を持って生きよう!〜』の東京・台東区立浅草公会堂公演がラストステージとなる。

 はじめに橋は「いくつまで元気でいられるのか分からないし、声の性質が衰えていくのも知った。ファンのみなさんにはそういう姿を見せたくないし、聴かせたくないと思った」と、歌手活動の引退理由を改めて説明。

緊急記者会見を開催した橋幸夫 (C)ORICON NewS inc.

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 「ケジメをきっちりつけたかったから引退を発表したわけですが、私が死んじゃったわけではないのに“歌手・橋幸夫”という存在がいなくなってしまうんだなと。これはファンの方々にも私の勝手を押しつけてしまっているだけじゃないのか、という考えがよぎったんです」と続け、「橋幸夫の生みの親は、遠藤実先生。そして、橋幸夫の楽曲は吉田正先生のもので埋め尽くされている。何百というそれらが全部、私が歌わなくなることで聴かれなくなるのは申し訳ない」としみじみ語った。

 そして、「歌舞伎などの世界は何代目という形で引き継がれていくが、“橋幸夫2世”じゃないけど、そんなことを考えてもいいのかなと思った」と、“二代目・橋幸夫”を構想し始めた経緯を報告。オーディションは2月中旬から、都内で開催するという。

 合格者は、「夫」の漢字のみを変えた“橋幸○”名義でデビューを目指すとのことで、橋が自ら歌唱指導などに携わることも明かした。応募要項は後日発表されるが、性別や経歴なども不問となる。ただし、合格者は夢グループの社員として雇用されることから、都内で就業可能なことが条件となるそう。橋は「就職も一緒にできちゃうのがすごいですね(笑)」と笑顔を見せた。

 「ルックスも関係ない。ただ、僕は昔、“美少年”と呼ばれました」と冗談っぽく笑う橋。オーディションについては「基本的には歌。上手いか下手は別として、しっかりと歌えるかどうかが重要ですね」と伝えつつ、「私がデビューした当時とは時代がどんどん変わっている。だから、私とはまったく違う橋幸夫でいい。そこで戦ってほしい」と思いも語った。

緊急記者会見を開催した橋幸夫 (C)ORICON NewS inc.

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 また、合格者は「多くて3人まで」と制限を設けつつ、「私は遠藤先生から歌を通して礼節や態度などまで教わった。何歳の人が来てくれるのかわからないけど、そういうところまで伝えていきたいと思う」と力強く語った。さらに、合格者が出れば5月のラストステージでお披露目となる可能性もあると断言。「どのくらいの応募が来るのか楽しみにしております」と呼びかけた。

 橋は1943(昭和18)年5月3日生まれ。中学2年から作曲家・遠藤実さんに師事し、高校2年の1960年、「潮来笠」でデビュー。舟木一夫、西郷輝彦さんとともに“御三家”と呼ばれて絶大な人気を誇った。1962年には吉永小百合とデュエットした「いつでも夢を」で第4回日本レコード大賞を受賞。NHK紅白歌合戦にはデビューした年から17年連続19回出場した。モンゴル親善大使や各地の観光大使、介助犬サポート大使など多岐にわたる活動のほか、認知症の実母の介護生活を綴った『お母さんは宇宙人』など多数の著書を出版。2020年7月にデビュー60周年を迎えた。

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  1. 1. 橋幸夫、緊急記者会見で“二代目・橋幸夫”を公募 ラストステージでの共演も視野に
  2. 2. 橋幸夫、“二代目”オーディションに思い託す「私はこれまでとは違う“橋幸夫”として」

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