4人組ロックバンド・THE KEBABSが16日、東京・豊洲PITにて全国ツアー『THE KEBABS 必死』の最終公演を開催した。デビュー作から最新楽曲「ともだちのうた」、さらには未発表曲など、全24曲を愛用の楽器で鳴らし切った4人。本記事ではそのライブ機材群を紹介する。 佐々木亮介 [Vo&Gt]がこの日使用したギターは、THE KEBABSにおけるメインギターであるGretsch製「6120 SHP Brian Setzer Signature Hot Rod」のみ。厳選されたメイプル・ボディー&ネック+エボニー指板が生み出す上質なサウンドに加え、1ボリューム+ピックアップセレクターというシンプルなコントロール部も特徴になる。 足下にはBadCat製「Siamese Drive」(オーバードライブ)とtc electronic製「polytune」(チューナー)のみを配置。 アンプはRoland製「JC-120」を起用していた。 ボーカルマイクはワイヤレス仕様のハンドヘルドトランスミッターを装着したSHURE製SM58。 新井弘毅 [Gt] の使用ギターはFender製「Wayne Kramer Stratocaster」。MC5のギタリスト、ウェイン・クレイマーのシグネチュアモデルで、S-H-S配列のピックアップや星条旗カラーがポイント。THE KEBABSでの活動初期にメインギターとして起用されていたことでも知られる。リア/センター&リアのハーフトーンのみを使用していたことから、当時はピックでセレクターを固定していたが、現在は取り外されている。 アンプはMarshall製「JVM 210H」(ヘッドアンプ)+PLAYTECH製「GX212」(スピーカーキャビネット)という組み合わせ。この日は、以前まで使用されていたヘッドアンプ・Orange Amp製「ROCKERVERB 100」もサブとして用意されていた。 足下は、本人左側のボードにMXR製「M108 10 BAND EQ」(イコライザー)、Line 6製「M9 Stompbox Modeler」(マルチエフェクター)が並べられている。 中央にはISP Technologies製「Decimator II」(ノイズリダクション)、ARION製SCH-ZD STEREO CHORUS(コーラス)を配置。 本人右側には、tc electronic製「Spark Booster」(ブースター)、KORG製Pitchblack mini(チューナー)、electoro-harmonix製「BIG MUFF Pi」(ファズ)、VEMURAM製「Jan Ray」(オーバードライブ)、MOOER製「Spark Overdrive」(オーバードライブ)、BOSS製「BD-2 Blues Driver」(オーバードライブ)、HOTONE製「SOUL PRESS」(ボリューム/エクスプレッション/ワウ)がそろう。 田淵はこの日、Fender製「Road Worn 50's Precision Bass」のみを起用した。アルダーボディー+メイプルネックという王道的な仕様に加え、永年使い込まれたかのようなキズや塗装の剥がれ、パーツの変色などを再現したレリック加工や、アノダイズドピックガードの採用などが特徴になる。 アンプはAguilar製「AG700」(ヘッドアンプ)とホワイトカラーのAmpeg製「SVT810AV」(スピーカーキャビネット)という組み合わせ。 エフェクターボードは、RUPERT NEVE DESIGNS製「RNDI」(D.I.ボックス)、EDEN製WTDI(プリアンプ)、KORG製「Pitchblack」(チューナー)、Hartke製「Bass Attack」(プリアンプ)、EBS製「MULTI COMP」(コンプレッサー)というラインナップ。SHIGEMORI製「PRETONE」(トーンプロセッサー)はサブ的に用意されており、接続されていない。 そして本人の足下には、MXR製「M80 Bass D.I.+」(プリアンプ)とJHS Pedals製「The Clover」(プリアンプ)が並べられていた。 鈴木のドラムキットは、dw製『Collector's Maple』シリーズ(バスドラム22"×18"、タム12"×9"、フロアタム16"×14")。 キックペダルは同社製DW-9000シリーズで、スネアはLudwig製“ブラックビューティー”LB416(14"×5")が起用された。 シンバルはPAISTE製『2002』シリーズがメインで、チャイナのみMEINL製という組み合わせで、ハイハット14"(トップ&ボトム)、クラッシュ18"、ライド22"、クラッシュ18"、チャイナ18"というラインナップになる。