歌手・俳優の加山雄三（85）が、大みそか『NHK紅白歌合戦』をもってコンサート活動を終了するのを前に、29日放送の総合テレビ『所さん！事件ですよ「加山雄三 密着！最後のステージ」』（総合、後7：30〜8：15）に出演する。

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　“永遠の若大将”として多くのファンを魅了してきた加山。脳梗塞と小脳出血を乗り越え、昨年ステージ復帰した際には「歌は本当に楽しい」と取材カメラに笑顔で答えていた。その後もファンに元気な姿を見せたいとステージに立ち続けたが、思い通りに歌えないという悩みは、心の中で次第に大きくなっていったという。

　番組では、長年続けてきた「飛鳥II」での最後のコンサートや、そして気心知れたバンド仲間との食事会など、最後のステージに挑む姿にカメラが密着する。

　加山を敬愛してやまないミュージシャンたちも登場し、EXILE ATSUSHIやTHE ALFEE・高見沢俊彦、八代亜紀が、知られざれる加山のすごさを明かす。さらに、湘南サウンドの先駆けである加山の思いを受け継ぎたいという、湘南乃風・SHOCK EYEも胸に秘めた決意を語る。そして、最後の花道である『紅白歌合戦』への思いもたっぷり伝える。

■加山雄三からのメッセージ
僕は「関心、感動、感謝」を人生の三冠王として座右の銘にしてきましたが、2年前に小脳出血で倒れてからは「感謝」の気持ちを特に大事にするようになりました。12月に「飛鳥II」で開催された最後のコンサートでは、ファンのみなさんの声援を受け、自分が持っている以上の力が出せたと感じています。ファンの皆さんには「ここまで応援してくれてありがとう！」と感謝の気持ちでいっぱいですし、本当に幸せな時間でした。歌を通して会場全体が一つになる喜びは、何にも変え難いものです。そんな僕の姿を、今回の番組を通じて感じてもらえたらとてもうれしいです。