アイドルグループ・乃木坂46の1期生・樋口日奈（24）が10月31日、東京国際フォーラム ホールAで行われた『乃木坂46 樋口日奈 卒業セレモニー』をもってグループを卒業した。終盤には、7月に同時に卒業を発表し、先に卒業セレモニーを終えていた同期の和田まあや（24）がサプライズで登場。2人の友情秘話にファンの涙腺が緩んだ。

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　樋口は、今月5日に卒業セレモニーを終えた同期の和田まあやについて語り始めた。「まあやは今日ここにはいないですけど、アンダーライブで全国を回ったり、初選抜も一緒だったり、“兄弟”みたいに共に過ごしてきました。そんなまあやのことも心において、次の曲を歌いたいなと思います」と語ると、こぼれ落ちた涙をぬぐった。

　すると、和田が「おーい！ここだよ〜」と明るく登場するサプライズ。樋口は「皆さんをびっくりさせようと思ってまあやの話したんだけど、来るってわかってるのに泣いちゃった」と大笑い。「どうしても、まあやとやりたい曲があったんですよ」「本当に私の夢だった」といい、2人でライダースジャケットを着ると、1期生のお姉さん組、白石麻衣と橋本奈々未のユニット曲「孤独兄弟」をパフォーマンスした。

　樋口は間奏で「まあや、ここでお話したいことがあって」と切り出すと、「まずは、11年間一緒に、私たち頑張ってきたね」と、和田にねぎらいの言葉をかけた。「まあやには言ったことがなかったし、まあやは私が知っていることを知らないと思うけど」と続けると、「選抜とアンダーで分かれて活動するようになったとき、私はすごくまあやが心配だったんだけど、『ちま（樋口の愛称）、おめでとう』って一番に言いに来てくれた」と回想した。

　「私には笑顔しか見せなかったけど、あとから聞いた話で、まあやがある日泣いて、会社に入れなかった日があったって聞いて。そのときまあやはスタッフさんに『ちまには絶対に言わないでね。心配するから』って言ってたというのを知って。まあやって、なんてやさしんだろうって思ったし、まあやの底知れぬやさしさに、ずっと私は気づかないところでも支えられてたんだなっていうのを、改めて感じました。本当にまあやに乃木坂で出会えてよかったし、最高の、自慢の親友です」というと、二人はグータッチ。涙ながらにハグを交わした。

　手をつなぎながら歌いきった2人はもう一度ハグを交わすと、樋口は「うれしいね。お姉ちゃんメンバーの曲を当時の年少メンバーが一緒に歌えるって」と、ラストステージで夢をかなえた喜びをかみしめていた。