ORICON NEWS

乃木坂46、3年ぶり“聖地”神宮球場で11年目ツアーに幕 後輩後押しも齋藤飛鳥「まだまだ負けません」

 アイドルグループ・乃木坂46が8月31日、3年ぶりとなる東京・明治神宮球場で『乃木坂46「真夏の全国ツアー2022」』(7都市15公演)のファイナルを迎えた。この日発売されたばかりの通算30枚目シングル「好きというのはロックだぜ!」をはじめ全33曲を披露し、夜空を彩る“460発”の華やかな花火とともに真夏のツアーを打ち上げた。

4期生の賀喜遥香を中心に「真夏の全国ツアー2022」千秋楽を迎えた乃木坂46(C)乃木坂46LLC

4期生の賀喜遥香を中心に「真夏の全国ツアー2022」千秋楽を迎えた乃木坂46(C)乃木坂46LLC

写真ページを見る

【写真】その他の写真を見る


 2014年に初めて神宮球場でライブを開催して以来、“聖地”とも言われる同所に3年ぶりに帰還した。初日、2日目は神宮ライブらしく雨だったが、最終日は天気に恵まれた。オープニングでセット上段の貝殻が開くと、最新曲「好きというのはロックだぜ!」でセンターを務める4期生の賀喜遥香が登場。「ツアーラスト、楽しむ準備はできてるのか! 全部出し切れー!」と絶叫すると、3万5000人の観客は紫のペンライトを激しく振って呼応した。

 1曲目からメンバーも観客もタオルをぐるぐる回し、真夏のライブらしくウォーターキャノンが30メートル上空まで噴射された。楽曲の最後にはメンバーが自身の名前が書かれたタオルを広げたほか、活動休止中のためライブ欠席した早川聖来のタオルを田村真佑が、新型コロナウイルス感染のため欠席した冨里奈央のタオルを五百城茉央が、神宮初日にけがをして休演した掛橋沙耶香のタオルを金川紗耶が掲げ、一体感を示した。

 キャプテンの秋元真夏は「4期生の掛橋沙耶香がおとといのライブでけがを負ってしまい、きのうの公演に引き続き、きょうの公演をお休みさせていただくことになりました。安全第一で、皆さんも私たちも楽しめるライブを作っていきたいと思います」とあいさつ。田村は欠席した3人のタオルを掲げたことに関して「一緒のこのステージには上がれなかったんですけど、タオルで一緒にファイナルを迎えることができて、神宮で全員がそろった気持ちになりました」と胸中を明かし、「最後まで全力で駆け抜けたい」と誓った。

 期別ステージは5期生から始まり、4期生、3期生とつないでいき、鈴木絢音1人となった2期生と、秋元、齋藤飛鳥樋口日奈和田まあやの4人となった1期生は合同で3rdシングル「走れ!Bicycle」収録曲「海流の島よ」を、かつての映像をバックに歌唱した。

 「君の名は希望」を5人で歌唱中には、デビュー10周年記念の日産スタジアムライブを経て、11年目に突入したツアーに込めた思いを語った。どんなツアーにするかを5人とスタッフで話し合い、これからの乃木坂46を担う3期生、4期生、5期生をもっとたくさんの人に知ってもらうため、このあと続くパートは後輩たちの魅力が伝わるような見せ場を作ったことを明かした。

 後輩を前面に押し出すパートを作りつつも、エースの齋藤は「まだまだ私たちも負けません」と後押しするだけでなく引っ張っていく決意も示し、「私たちも含め、これからの乃木坂46の応援をよろしくお願いします」と伝えた。まじめな宣言の一方で、「ロマンスのスタート」の曲中には、ポニーテールの齋藤が大照れしながらも秋元の必殺技「ずっきゅん!」を披露するファンサービスも。大喜びした秋元は齋藤をバックハグし、ファンを悶絶させていた。

 本編最後には、“座長”の賀喜遥香があいさつ。メンバーやファンに感謝すると「これからの乃木坂46を作っていく1人になりたいと思いました」と涙ながらに覚悟を口にした。「かけがえのない経験をさせてくださってありがとうございました」「私は本当に、この愛の詰まった乃木坂46が大好きです」と話すと、球場には割れんばかりの拍手の音が響き渡った。

 アンコールではメンバーが球場中に散らばり、「好きになってみた」「ダンケシェーン」で隅々にまで手を振った。3期生で副キャプテンの梅澤美波は、後輩が前に出るチャンスを与えてくれた1、2期生に感謝。「私も先輩に甘えられるうちはいっぱい甘えたいと思いました」と信頼を寄せると、秋元は「いくらでも甘えてください」と涙した。

 定番のラストソング「乃木坂の詩」を歌唱後、秋元は改めてあいさつ。「キャプテンになって初めて迎える神宮だったので緊張もあったんですけど、後輩一人ひとりが全員ぎゅっと抱きしめたくなるくらい頑張っている姿を見て、何度も胸を打たれました」と語った。

 これまでは「バトンを後輩に受け渡して(世代)交代していくもの」だと思っていたものの、このツアーを通して、「後輩と一緒に、バトンを横に並んで持ちながら走るのもステキだなと気づくことができました。そう思えたのも、このツアーを先頭で走ってくれた、かっきー(賀喜)をはじめとする後輩たちが本当にまっすぐに前を向いて頑張ってくれたからだと思います」と後輩の頑張りを称え、「ここから先も皆さんが応援していて絶対に後悔させないグループになります。11年目の乃木坂46もよろしくお願いします」と言葉に力を込めた。

 神宮球場3daysで計10万5000人を集め、ツアートータルでは全15公演で計21万人を動員した。

■乃木坂46『真夏の全国ツアー2022@明治神宮球場』DAY3セットリスト
OVERTURE
01. 好きというのはロックだぜ!
02. 夏のFree&Easy
03. おいでシャンプー
04. ガールズルール
05. 裸足でSummer
06. 絶望の一秒前/5期生
07. パンドエイド剥がすような別れ方/5期生
08. I see.../4期生
09. ジャンピングジョーカーフラッシュ/4期生
10. 思い出ファースト/3期生
11. 僕が手を叩く方へ/3期生
12. 海流の島よ/1期生+2期生
13. 会いたかったかもしれない
14. ロマンスのスタート
15. 君の名は希望/1期生+2期生
16. 君が扇いでくれた
17. 太陽に口説かれて
18. 魚たちのLOVE SONG
19. ごめんねスムージー
20. 羽根の記憶
21. Sing Out!
22. あの日 僕は咄嗟に嘘をついた
23. Under's Love
24. ごめんねFingers crossed
25. Actually…
26. 深読み
27. 太陽ノック
28. 空扉
29. ジコチューで行こう!
30. 君に叱られた
【アンコール】
EN1. 好きになってみた
EN2. ダンケシェーン
EN3. 乃木坂の詩

>このニュースの流れをチェック

  1. 1. 乃木坂46、3年ぶり“聖地”神宮球場で11年目ツアーに幕 後輩後押しも齋藤飛鳥「まだまだ負けません」
  2. 2. 乃木坂46山下美月「私たちもいつかは国立で」 リハ中の矢沢永吉ライブ音漏れで刺激
  3. 3. 乃木坂46与田祐希、憧れの先輩・西野七瀬と2人で北海道旅行を告白「誰1人バレず」

関連写真

  • 4期生の賀喜遥香を中心に「真夏の全国ツアー2022」千秋楽を迎えた乃木坂46(C)乃木坂46LLC
  • 乃木坂46「真夏の全国ツアー2022」最終公演より(C)乃木坂46LLC
  • 乃木坂46「真夏の全国ツアー2022」最終公演より(C)乃木坂46LLC
  • 乃木坂46「真夏の全国ツアー2022」最終公演より(C)乃木坂46LLC
  • 乃木坂46「真夏の全国ツアー2022」最終公演より(C)乃木坂46LLC
  • 座長を務めた賀喜遥香は涙=乃木坂46「真夏の全国ツアー2022」最終公演より(C)乃木坂46LLC
  • 乃木坂46「真夏の全国ツアー2022」最終公演より(C)乃木坂46LLC
  • 乃木坂46「真夏の全国ツアー2022」最終公演より(C)乃木坂46LLC
  • 乃木坂46「真夏の全国ツアー2022」最終公演より(C)乃木坂46LLC
  • 乃木坂46「真夏の全国ツアー2022」最終公演より(C)乃木坂46LLC
  • 乃木坂46「真夏の全国ツアー2022」最終公演より(C)乃木坂46LLC
  • 乃木坂46「真夏の全国ツアー2022」最終公演より(C)乃木坂46LLC
  • 乃木坂46「真夏の全国ツアー2022」最終公演より(C)乃木坂46LLC
  • 乃木坂46「真夏の全国ツアー2022」最終公演より(C)乃木坂46LLC

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

メニューを閉じる

 を検索