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“10代目ピーター・パン”吉柳咲良、ラストフライトで寂しさにじませる「まだまだ飛べるのに」

 俳優の吉柳咲良(18)が22日、東京・国際フォーラムホールCで上演される、青山メインランドファンタジースペシャルブロードウェイミュージカル『ピーター・パン』公開ゲネプロ前質疑応答に登壇した。

吉柳咲良 (C)ORICON NewS inc.

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 初代は榊原郁恵にはじまり、高畑充希や唯月ふうからが演じてきたピーター・パン役を10代目にして5回出演してきた吉柳にとって最後のステージに。“ラストフライト”を前に「最後と言われると全然、卒業したくない気持ちも。まだまだ飛べるのにと思いながらラストなので『すごく良かった』と思ってもらえるように」と寂しさをにじませた。

 これまでを振り返り吉柳は「一番最初にさせてもらったお仕事。すごく思い入れがあるし来年違う人がこの場所に立って取材を受けたり空飛んでネバーランドの人にかかわると思うとすっごい嫌な気持ちになるくらい。結局私ここが、すごく好きなんだなって」と複雑な胸の内を明かす。

 「何度かピーター・パンを嫌いになったこともあるし、嫌になるくらいのエネルギーにあふれている。いろいろな気持ちを抱えながらもう5回目となると早かった」と苦笑しつつも「私にとって、助けられた作品。唯一ここが子どもでいられる。どんなに破天荒なことを行っても許される場所。いい作品にかかわるとすてきな人たちに出会える。私の中では大きい、これから先も心に留めておきたい存在です」と周囲への感謝も語った。

 今年で2年目となるフック船長役の小西遼生は「この1年でいろいろと経験して成長して戻ってきたピーター・パン。“最後”を意識してるのかしてないのかわからないけど、よりさらけ出してみんなとの距離を詰めていて、もうピーター・パンとの境目がなくなっている。それは見ていてうれしい。ゴールに向かう咲良を見ることもうれしいですし、そのピーター・パンの舞台に立てるエネルギーを僕も感じています」と目を細める。

 演出の森新太郎氏は「ラストフライングという寂しさを抱えた者にしか体現できないきらめきが今の彼女にはある」と期待をかけ「まだまだ伸びる要素しかない。正直来年もやればいい。もったいない。でもそれは仕方ないので最後のきらめきを魅せてもらいたい。ひとことでいうと結構寂しいです」と未練ものぞかせていた。

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  • 吉柳咲良 (C)ORICON NewS inc.
  • (左から)吉柳咲良、小西遼生(C)ORICON NewS inc.
  • (左から)吉柳咲良、小西遼生(C)ORICON NewS inc.
  • 小西遼生(C)ORICON NewS inc.
  • 森新太郎 (C)ORICON NewS inc.

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