歌手で俳優の木村拓哉が、21日放送のフジテレビ系『LOVE LOVE あいしてる 最終回・吉田拓郎卒業SP』（後8：00）に出演した。KinKi Kidsと吉田拓郎による人気音楽バラエティーが5年ぶりに復活。今回で、テレビ出演を“卒業”する吉田の「会いたい人」として登場した木村は、風間俊介、生田斗真とともにKinKi Kidsのデビュー曲「硝子の少年」でバックダンサーを務める「ジャニーズシニア」を結成。SNSでは夢の競演に反響が相次いだ。

　演者が歌いたい曲を演奏する企画「LOVE LOVEなうた」では、木村が「すっごい迷ったんです。番組的には最終回という形をとると聞いたし自分が好きな歌というのをそこにハメることができなくて…」とセレクトした「硝子の少年」。この選曲にKinKi Kidsの2人は戸惑いもあったといい、さらに木村は「お返しじゃないですけど、俺がバックになり…あと何人か呼んだんで」と生田と風間も参加することに。

　自身は歌でも参加するという木村だが「僕のモチベーションのメインがバック」と主張。指定された歌割りが多いことに「『バックって言ったじゃないですか』って戻しました」という木村に、堂本光一は「スタッフは間にはさまれてたと思います。僕らは先輩に歌ってもらわないと…」と、3回の変更を経てなんとか収録へ。吉田も「めちゃくちゃ楽しみだな〜」と期待の笑みを浮かべた。

　本番では、KinKi Kidsも含め5人が、ジャニーズの伝統を感じさせる、キレのあるダンスを披露。「僕の心はひび割れたビー玉さ」の歌詞で3人が向かい合って指をあわせる振り付けで息もピッタリ。歌唱では一部、吉田も加わり、25周年を迎えたKinKi Kidsの変わらぬハーモニーも相まって一夜限りのスペシャルなステージとなった。

　パフォーマンス後、生田は「もう何万回とやらせてもらったから」と胸を張るも、木村から振り入れの際に「2人の『ああ、きた』って感じが。斗真なんて2回イントロでやったら『ハイ、音！』って。音出しマウント、ハンパなかった」とイジりが。「違うんです！」と慌てる生田に、堂本剛が「めったに怒らないけどこの件に関しては関西弁でキレちゃうよ」と冗談めかして先輩・後輩の垣根を超えた和やかな雰囲気を醸し出していた。

　ツイッターでは「レア映像すぎる！！！」「エモすぎて震える…」「ダンスのキレが良すぎ」「豪華すぎる」「めっちゃ豪華だわ…」と、感動の声が次々に寄せられ、番組タイトルがトレンドは1位を獲得。「硝子の少年」「ジャニーズシニア」「キムタク」など関連ワードも上位ランキング入りしている。