人気グループ・King ＆ Princeが16日、自身初となる東京ドーム単独公演の初日を迎えた。2018年5月23日、1stシングル「シンデレラガール」で鮮烈デビューを飾ってから約4年。目標の1つとして掲げていた東京ドーム公演を実現し、5万5000人のファンを魅了した。

　今月2日から自身初の4大ドームツアー『King & Prince　First DOME TOUR 2022 〜Mr.〜』をスタート。福岡PayPayドーム2days、京セラドーム大阪3daysを経て、この日、東京ドーム3daysの初日を迎えた。

　ジャニーズJr.時代のグループ名「Mr.King vs Mr.Prince」にちなんだツアータイトル「〜Mr.」のロゴデザインは高橋海人（※高＝はしごだか）が、衣装のディレクションは永瀬廉が担当。平野紫耀は高橋とともに振付を担当し、岸優太は“おふざけコーナー”をプロデュース。演出は今回も神宮寺勇太が手がけた。

　念願の大舞台の幕開けは、豪華な王子様衣装をまとった5人が、神宮寺命名の時計型巨大観覧車「タイムービング」（タイム+ムービングステージ）に乗ってゴージャスに登場。サブステージまで移動すると、「やっと会えたね、みんな！」と高橋がティアラ（King ＆ Princeファン）に呼びかけ、原点から最新のKing ＆ Princeまでの軌跡をブロックごとに披露していった。

　ジャニーズJr.時代からの人気曲「Bounce To Night」は当時の衣装で披露し、このほかにもJr.時代の楽曲を次々とパフォーマンス。トロッコに乗り込むとコンサート初披露となる「Koiは優しくない」などでファンとコミュニケーションした。

　MCでは、岸が選ぶ「King & Princeイケメンランキング」で大盛り上がり。わちゃわちゃと揉めながらも、1位神宮寺、2位平野、3位岸、4位永瀬、5位高橋に決定した。また、岸プロデュースのブロックでは、メンバーがMr.キュンキュン劇場の劇団員に。「引っ越したての彼氏の家でお茶こぼしちゃった彼女へ」というお題に対し、平野は「全然大丈夫だよ。逆にいつも僕もこぼしちゃってごめんね…君への愛」、永瀬は「大丈夫？ 濡れてない？ でもよかった。引っ越してきてさっそく思い出できたね」と本気モードでファンをキュンキュンさせた。

　本編最後にはメンバー一人ひとりがファンにあいさつした。「皆さんのおかげでこうやって一つ夢が叶いました。もっともっと叶えたい夢もあるのでこれからもよろしくお願いします」（神宮寺）、「キンプリファミリー強いなって思いました。これからもいろんな景色をみんなで見たいので、幸せになりにきてください」（高橋）、「改めて皆さんにもジャニーさんにも、King & Princeはすごいなって思わせられるような音楽を作っていかないとなと思います」（永瀬）、「ずっと夢見てたドーム公演、気持ちよかったなんてもんじゃないですね。ド気持ちよかったですね！」（岸）、「皆さん、これからもどうぞ僕たちのことを応援してください。僕たちももっとかっこよくなって、皆さんが胸を張ってKing & Princeのファンって言えるように頑張ります」（平野）とそれぞれの想いを伝えた。

　東京ドーム公演は18日まで。5月14・15日の愛知・バンテリンドーム ナゴヤでツアーファイナルを迎え、4大ドーム全10公演で計46万人を動員する。