YouTubeを中心に活動している6人組エンタメユニット・すとぷりが、初のドームツアー『すとろべりーめもりー Vol.Next!!!!』を9日、福岡・PayPay ドームでスタートさせた。 全国のドーム会場を回るグループにとって史上最大規模のライブツアー。観客を会場に迎えて開催するライブとしては、2019年にメットライフドームで2日間開催した初のドーム公演『すとろべりーめもりーvol.10』以来、約2年4ヵ月ぶりとなる。 ここ数年のすとぷりは、新型コロナウイルスの影響でライブエンターテインメントの在り方が大きく変わる中で、 2020年にナゴヤドームで開催予定だった『すとろべりーめもりーvol.Next!!』、同年の東京ドーム公演、翌年の日本武道館での3rdフルアルバム発売記念ライブや、『すとろべりーめもりー Vol.Next!! in メットライフドーム』といった公演の中止を何度も経験してきた。そのたびに、メンバー全員が前を向きながらも、同時に言葉の端々から悔しさを滲ませていたことは、リスナーならばよく知っていることだろう。 とはいえ、すとぷりはただでは終わらなかった。6人はコロナ禍でも自分たちならではの「楽しい」を届ける新たな方法を模索し、2020年には中止になった2つのドーム公演に代わって無観客ライブを配信。2021年にはコロナ禍以前から進めていたVR/AR技術を使ったバーチャル空間からの配信ライブシリーズ『すとろべりーめもりー in バーチャル!』もスタートさせた。加えて、地上波のTV番組への出演や日々の配信活動もより積極的に行っている。この約2年数ヶ月間は、すとぷりが自分たちだけではどうしようもない史上最大のピンチを経験しながらも、その中で新たな方法を模索し、自分たちの魅力をさらに多くの人々へと伝えていった期間だったと言えるのかもしれない。 そんな日々の中で、ずっと欠けていた“本来あるはずのピース”。それが有観客でのライブパフォーマンスとなる。今回の福岡PayPayドーム公演は、6人と会場にいる全ての人が一緒になって、止まっていた時計の針を力強く動かすような、リスナーにとって待望の公演となった。
2022/01/10
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