演歌歌手の市川由紀乃が5日、大阪・なんばグランド花月本公演の吉本新喜劇にサプライズ出演した。自身が座長を務める大阪新歌舞伎座での特別公演をPRした。 市川が出演したのは、すっちーと川畑泰史の2座長が揃い踏みする新喜劇『すち子の、失われたパスワード』。物語の中盤、花屋に買い物にやって来た本人役で舞台に登場すると、市川の大ファンだという喫茶店のママ(浅香)の悲鳴を聞き「昼休みのサイレンかと思いました」とハケようとするなど、初っぱなからノリノリ。「新喜劇、大好きなんです」との言葉通り、着物に「すち子のねぶり飴」や「ドリルすんのかい! せんのかい!」扇子、Mr.オクレのお面を取り付ける“フル装備”で出演者を驚かせた。「せっかくやからお歌の方を…ひと節だけでも」とすっちーにお願いされると、「ひと節!」とだけ言うボケの後、見事な歌声を披露。観客をうっとりさせるとともに、ポスターを手に「なんばグランド花月の後には大阪新歌舞伎座へ!」とPRもしっかりこなしました。川畑からは「実は、市川さんとデュエット曲を出させていただくことになりました」と仰天発表も。最後は「では、また!」と桑原和男のギャグにビートたけしのコマネチ風ポーズを交えて挨拶、座員たちをズッコケさせて退場し、会場は大きな拍手に包まれた。 終演後、囲み会見に出席した市川は「大好きな新喜劇で、皆さんと同じ舞台に立たせていただき、温度感、肌感を間近で感じさせていただいて感激でした」とニッコリ。 舞台で発表された川畑とのデュエット曲は、2月2日発売の『都わすれ【由紀乃の夢盤】』に収録される「運命と呼ばせて」。すでにレコーディングは終わっており、市川の歌声を間近で聴いた川畑は「上手すぎるんですよ。決してナメてたわけやないんですけど、思ってた100倍上手かった」と絶賛。録音された歌を聴いた時は、「市川さんのディナーショーかなんかで、抽選で当たったおっさんが横で歌わせてもらってるような」レベルの差を感じたという川畑。しかし「お芝居の時の声とまた違って、甘く優しい、問いかけるような声。一緒に歌って声が重なる瞬間、ドキッとしました」と市川からは高評価で、川畑は大照れしていた。

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  • 『吉本新喜劇年末年始特別興行2回目公演』に出演した市川由紀乃
  • 『吉本新喜劇年末年始特別興行2回目公演』の模様
  • 『吉本新喜劇年末年始特別興行2回目公演』に出演した市川由紀乃(右から2番目)
  • 『吉本新喜劇年末年始特別興行2回目公演』に出演した市川由紀乃(右から2番目)
  • 『吉本新喜劇年末年始特別興行2回目公演』の模様
  • 『吉本新喜劇年末年始特別興行2回目公演』の模様
  • 『吉本新喜劇年末年始特別興行2回目公演』に出演した市川由紀乃(右)

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