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【紅白リハ】乃木坂46、5年前のアルバム曲を歌う意義 かつて桜井和寿がカバーした名曲

■『第72回NHK紅白歌合戦』リハーサル2日目(29日、東京国際フォーラム)
 結成10周年を迎えた乃木坂46は、紅白のステージをもってグループを卒業する1期生・生田絵梨花のピアノ伴奏で2ndアルバム『それぞれの椅子』(2016年5月発売)収録曲「きっかけ」を披露する。7年連続7回目の出場でアルバム曲を披露するのは初めて。囲み取材では同曲を歌う意義を語った。

『第72回紅白歌合戦』リハーサルに出席した乃木坂46(C)NHK

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 「きっかけ」はメンバー人気もファン人気も高い楽曲。2016年7月には、Mr.Childrenの桜井和寿が、音楽プロデューサー・寺岡呼人が主宰するライブイベント『Golden Circle』で同曲を披露したことも。「乃木坂46のカバー」と聞いた観客が意外性にざわめくと、桜井は「すっげーいい曲だぞ! びっくりするぞ!」と熱弁し、寺岡も「実際聴いたらぶったまげると思います」と太鼓判を押したことが口コミで広がった逸話がある。

 しかし、5年前のアルバム曲とあり、キャプテンの秋元真夏は選曲について「すごく意外だった」と明かした。「びっくりするような気持ちもありつつも、ちょっと前に出したアルバムの楽曲を歌わせていただけるというのはすごくうれしくて。私たちにとっては、節目に披露させてもらう曲という思いがあったので、その曲を乃木坂内だけでなく、お茶の間の皆さんにも見ていただける、いろんな人に知ってもらえるきっかけになるのかなと思うので、そういう広がる意味を込めて歌いたいなと思っています」と同曲を歌う意義を語った。

乃木坂46(左から)遠藤さくら、齋藤飛鳥、生田絵梨花、秋元真夏、山下美月(C)NHK

乃木坂46(左から)遠藤さくら、齋藤飛鳥、生田絵梨花、秋元真夏、山下美月(C)NHK

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 生田は「私はピアノで伴奏させていただくんですけど、演奏していると、歌って踊ってパフォーマンスをしているのと違って、結構客観的に周りの景色を見れるんですよ。グループにいる最後というのももちろん実感しながら、ここから巣立っていくんだなと、いうのも感じながら大切に歌えたらなと思ってます」としみじみ。

 同期の齋藤飛鳥が「いくちゃんとは10年間ずっと一緒に頑張ってきたので、最後の最後、こうやってピアノを弾いてもらってという演出を作っていただいたのも、同じメンバーとしてもすごくうれしい。『うちの生田すごいんだぞ』っていうのを、見せつけていければと思ってます」と語ると、生田はマイクを通さずに「やさしい、みんな」と感激。秋元が「努力家すぎる生田絵梨花が最後、メンバーとかいろんなしがらみを気にせず楽しめるステージに私たちがして、盛り上げたいなっていう思いが強いです」と語ると生田が感極まり、齋藤は頬や腰に手をあてて支え、絆の深さを感じさせた。

 「きっかけ」は生田のピアノ伴奏で、1〜4期生までが順に歌いつなぐ形で歌唱する。秋元は「4年前の東京ドームでのライブでも披露させてもらったり、今年も東京ドームで披露させていただいて、みんなで一節ずつ歌いつなぐ形式で1〜4期生までの絆を表現したんですけど、今回は期ごとの絆をみせて、最後にまとまって『これが乃木坂46だ』というまとまりを見せられたら」と言葉に力を込めた。

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