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音楽プロデューサー・酒井政利さん死去 85歳 山口百恵さん・松田聖子ら育てる

 山口百恵さんや松田聖子など多くのアーティストを手掛けた音楽プロデューサー・酒井政利さんが16日、都内の病院で亡くなった。85歳。酒井さんの事務所によると、葬儀は近親者のみで済ませ、お別れの会などを行う予定はないという。

酒井政利さん

酒井政利さん

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 酒井さんは1935年生まれ、和歌山県出身。1961年、日本コロムビアに入社後、68年にCBS・ソニーの第1期生として企画制作部に入社した。その後、山口百恵の「秋桜」「プレイバックPart2」、ジュディ・オングの「魅せられて」、松田聖子の「裸足の季節」など、歌謡史に残る名曲の数々を手掛けた。

 60年におよぶプロデュース活動で、350人余りのアーティストを世に送り出す。売上げ累計は約8700億円にのぼり、「伝説のプロデューサー」の異名をとった。一方、TBS系『ブロードキャスター』、テレビ朝日系『スーパーモーニング』のレギュラーコメンテーターを務めるなど、テレビでも活躍した。

 2005年12月には、文化庁より功績が認められ、音楽業界初の文化庁長官表彰を受賞。2020年11月には文化功労者として顕彰された。

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