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森高千里、デビュー日に聖地でツアー初日 伝説刻んだ会場閉館前に“超ミニスカ”で魅了

 シンガー・ソングライターの森高千里がデビュー34周年記念日の5月25日、栃木・足利市民会館でコンサートを行い、新型コロナウイルス感染防止のため昨年から延期していた『「この街」TOUR 2020-22』をスタートさせた。足利市は1993年のヒット曲「渡良瀬橋」の歌詞の舞台。“森高伝説”を刻んだ会場が老朽化し、6月末に55年の歴史に幕を下ろして閉館となるため、この日だけは「さようなら足利市民会館ありがとう五十五年」のサブタイトルが付けられた。

50代に突入してもミニスカが似合う!森高千里が聖地で全国ツアーをスタート

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 コロナ感染拡大防止対策で収容人数半分以下の約700人。大きな手拍子で迎えられ、20代の頃のような超ミニスカート姿で登場した森高は、応援ソング「ファイト」を歌うと、「今日は私のデビュー記念日でもあるので、そんな日にステージに立っていられるのも感謝です」とあいさつ。声援を送りたくても送れないファンに向け「みなさんが声を出せないのはつらいですが、コンサートができるだけでも感謝。熱い気持ちで応援してくれたらうれしいです」と呼びかけた。

 同所で初めて公演を行ったのは、1993年6月15日。同年1月に発売されたヒット曲「渡良瀬橋」をご当地で初披露すると、地元ファンは大合唱で歓迎し、感激した森高が思わず泣き崩れてしまったエピソードがある。

 結婚前年の1998年12月以降しばらくステージから離れていた森高が、2013年3月、約15年ぶりの復帰公演に選んだのもこの会場だった。「渡良瀬橋」の歌詞に登場する足利市の「八雲神社」が2012年末に焼失したことに心を痛め、再興へのチャリティーもかねて開催した。

 3度目の公演は今年3月に予定していたが、コロナ禍で延期となっていた。この日、閉館前に滑り込みで開催し、森高は「間に合ってよかった」と笑顔をみせた。公演前には八雲神社に立ち寄り、感謝状を授与されたことをファンに報告すると「再建の際の募金の感謝状をいただきました。私とみなさんの感謝状。みなさんのおかげです」と一礼した。

 また、「今日は会館に入る前に渡良瀬橋を渡って来ました」と明かし、「渡良瀬橋」の間奏ではリコーダーを演奏。「私がオバさんになっても」「17才」「気分爽快」「私の夏」などヒット曲も連発し、ツアータイトル曲「この街」の間奏のせりふでは「足利しゅうまい」「岡田のパンヂュウ」などご当地グルメを盛り込んだ。

 「今年のコンサートツアーがここ足利市民会館でスタートできたのは本当に感慨深いです。この足利市民会館がなくなってしまうのは本当に寂しいです」と胸の内を明かした森高は「私にとって足利は第二のふるさとです。みなさんにとっても特別な場所であってほしいな」としみじみ。「初日を足利で迎えられたこと、忘れられないコンサートになりました。また足利でコンサートをやりたいです」と語った。なお、足利市はこの日、午後6時の市内放送で「渡良瀬橋」を流した。

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