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氷川きよし『衣裳展』開幕 60着以上を展示、一番のお気に入りは“ペガサス”

 今年デビュー満20年を迎えた歌手・氷川きよし(43)がコンサートやTV番組などで着用した衣裳を集めた『氷川きよし衣裳展』が13日より東京都・WITH HARAJUKU HALLにてスタート。初日から多くのファンが訪れ、こだわりのつまった衣裳・61着を間近で観覧した。

一番思い入れのあるペガサス衣裳と氷川きよし

一番思い入れのあるペガサス衣裳と氷川きよし

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 今回の衣裳展は前回行われた2014年のデビュー15周年から20周年を迎えた2019年までの衣裳を中心に展示。来場者はマスク着用のうえ、検温・手指消毒など感染症対策も万全に実施されているが、そこにもひと工夫が。入場の際にまず現れるのが、昨年のNHK白歌合戦で氷川が「限界突破×サバイバー」歌唱の際に乗っていた神龍を模した2体の龍が描かれたパネル。この龍の口に手を入れると自動的に消毒液が噴射され、手指消毒ができるのだ。

 入場するとまずはディスコグラフィーのコーナーが登場。冒頭には、現在の所属事務所のオーディションを受けた際、故・長良じゅん会長と初めて出会った時に着用していたという青のセーターが。氷川いわく「初めて自分でプロデュースした衣裳」という記念すべき一着。デビューした2000年から2020年までにリリースされたCDのジャケット写真が展示される合間に、シングル「ときめきのルンバ」やシングル「大丈夫」の水玉模様の着物などCDジャケット写真で着用した衣裳が展示されている。

 展示会場に入場するとまず目に飛び込んでくるのが、14年の『デビュー15周年記念コンサート in 日本武道館』オープニングで日本武道館の天井から舞い降りる演出で観客の度肝を抜いた「ペガサス」と当時の着用衣裳だ。真っ白なペガサスは当時コンサートで実際に使用されたもの。その横を通り過ぎると5年ごとに開催されてきた日本武道館公演のコーナー。14年のデビュー15周年記念コンサートと、昨年のデビュー20周年記念コンサートの衣裳を中心に展示されているが、中には5周年コンサートや10周年コンサートの際に着用した貴重な衣装も一部展示さえている。

 続いては、毎年12月に開催される『氷川きよしスペシャルコンサート〜きよしこの夜〜』のコーナーで、14年〜19年までの衣裳の数々が展示。15年のオープニングで「男花」や「御免」を歌唱した連獅子は、当時使用したかつら・お面も一緒に展示されており必見。その中には「限界突破×サバイバー」歌唱時の衣裳を集めたコーナーも。17年に初めて出演したアニソンイベント『Animelo Summer Live 2017 -the Card-』で着用した赤レザーの衣裳や、19年の日本レコード大賞で着用した青の衣裳は、着用回数が少なく近年の衣裳の中では貴重なものとなっている。

 その後は、NHK紅白歌合戦で着用した衣裳のコーナー。デビュー年2000年から今年まで21回連続出場中の氷川だが、歴代衣裳の一部が展示されている。展示会場の最後は写真撮影OKのコーナーで、ここには毎日展示衣裳が変わる「日替わり衣裳コーナー」や、手指消毒の神龍のボードと写真撮影ができたり、インスタグラムならぬ“Kiistagram”風ボードでインスタ映え間違いなしの写真撮影ポイントがあったりと、来場記念にぴったりな撮影スポットが用意された。

 今回の衣裳展を事前に視察した氷川は、一番印象深い衣裳に、14年の『デビュー15周年記念コンサート in 日本武道館』のペガサス衣裳を挙げた。当時は声が上手く出ず、精神的にも一番つらい時期だったが、この衣裳とペガサスが自分を鼓舞してくれて、頑張ることができたという。「自分にとって、衣裳は鎧だし歌は武器」という氷川。「みんなが必死になってベストをつくして制作して、自分もその服を着て(その曲の)主人公になりきってやってきました。本当に汗と涙と努力の結晶」と話した。

 同展は17日まで開催。日替わり衣裳も含めると、期間中に合計65着が展示される。

関連写真

  • 一番思い入れのあるペガサス衣裳と氷川きよし
  • メインビジュアルのマネをする氷川きよし
  • 入口の直筆サインと氷川きよし
  • 神龍のパネルで手指消毒する氷川きよし
  • Kiistagram”のパネルで記念撮影する氷川きよし

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