ORICON NEWS

ブシロード『バンドリ!』野外ライブで感染者ゼロ報告、“発声禁止”など徹底対策のもと3日間で約1万2000人を動員

 ブシロードミュージック主催の野外音楽ライブ『「BanG Dream! 8th☆LIVE」夏の野外3DAYS』が8月21日から3日間、山梨・富士急ハイランド・コニファーフォレストで開催された。会場では徹底したコロナ対策が実施され、定員1万8000人に対して4141人を動員。3日間で約1万2000人が参加し、開催から2週間経過した現在、クラスターの発生や感染が確認されなかったことが報告された。

グッズ販売会場では「電子整理券」が配布されたことにより、密が回避されている

グッズ販売会場では「電子整理券」が配布されたことにより、密が回避されている

写真ページを見る

 政府は現在、新型コロナウイルス感染症対策における音楽イベント規制として、人数の上限を5000人、屋内は50%以内、野外は2mなどの十分な間隔での収容率を維持することとしている。

 それでも、多くの主催者がライブ開催を躊躇しているのが現状だ。そんななか開催に踏み切った同ライブ公演。現場では徹底したコロナ対策が行われていた。

 マスク着用や検温、消毒、ビニールカーテン等、多くの場所で行われている対策はもちろん実施されたほか、密になりがちな喫煙所も廃止に。また、時間帯を分けた分散入場を行い、ライブ開催中は「発声」を禁止に。ステージ演出の銀テープも廃止にする徹底ぶりだった。

 また、ライブの現場でとくにコロナ感染を意識したいのが物販エリアだが、ここでは事前に「電子整理券」が配布され、電子決算も導入。整列時には足元に目印を置き、距離を確保した形式で案内。ほとんどの参加者がしっかりとルールを守っていたようだ。

 開催にあたってブシロードは、感染症対策のガイドラインを作成。所轄の保健所に事前相談と協力を要請し、会場の山梨県とも事前協議を実施。最寄り駅での参加者同士の距離にも注意を払った。

 なお、政府はイベント開催の人数制限を緩和し、上限5000人を廃止する方向で検討していることが報じられている。コロナウイルス対策のもと、どのように音楽ライブを実施できるのか。今回の公演もまた、ひとつの成功事例といえるのではないだろうか。

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

メニューを閉じる

 を検索