瀬戸内7県を拠点に活動するAKB48の姉妹グループ・STU48が、10月31日からBSフジで新番組『STU発⇒東京』（不定期木曜　後11：30〜11：55）に出演することが決定。初回収録に参加した瀧野由美子らメンバー4人とMCの田村淳（ロンドンブーツ1号2号）が、東京・浅草公会堂で取材に応じ、意気込みを語った。

【写真】その他の写真を見る

　新番組ではSTU48のメンバーが瀬戸内（山口県下関市出身）の大先輩・田村淳の案内で都内のさまざまな場所を訪れ、東京の文化や流行を学ぶ成長バラエティー。あわせてメンバーたちが瀬戸内の魅力を全国に発信する。初回収録では東京の下町・浅草を街ブラ。田村の案内で瀧野、石田千穂、今村美月、岩田陽菜の4人が老舗もんじゃ焼き屋を訪れ、絶品もんじゃを食した。

　ロケに参加した4人と田村は収録後、囲み取材に応じた。田村と同じく山口県出身の瀧野は「淳さんとご一緒させていただくのは初めて。芸能人ってすごいなと思ったし、淳さんに続けるようなグループになったらいいな」と目を輝かせると、田村はすかさず「俺にあんまり続かないほうがいいな」とツッコミ。田村はロケ中、メンバーにタメ口を許したと言い、「まだタメ口じゃないね」と指摘された石田は「淳くん」と“くん呼び”するなど、距離を縮めた様子だった。

　田村とSTU48は初対面だったというが、田村は「瀬戸内イズムみたいなものを持っているのですぐに打ち解けられましたし、収録の間にキャラクターもだんだんわかってきました。あ、こいつはバカだな、こいつは賢いな、いい子だな、何も聞いてないなとか、わかってきたんで、回数を重ねていけばよりチームワークも見せられると思う」と手応え十分。

　記者からメンバーのキャラを聞かれると「石田さんは一番天然。バカだとは言ってないですよ」とフォローし、「瀧野はしっかりしてそうですけど、僕のこと『亮さん』と呼んだんですよ」と暴露。「岩田は一番若い（16歳）ですけど、しっかりしてます。でも料理は下手。今村は一番優等生で、収録している時にこういうところが足りてないとか冷静に見ている気がしました。4人のバランスが取れていて収録しやすかった」と振り返った。

　これまでに共演してきたアイドルとの違いについては「圧倒的なピュアさ。作られたピュアじゃなく、瀬戸内の海のように夕方になるとキラキラと輝きだすような、強さや美しさがある」と太鼓判。4人に向けて「東京を紹介する番組だけど、方言は捨てないでほしい。僕は方言を捨てちゃった人間で、東京に染まっちゃったという反省があるので、東京に染まらなきゃいけないという考えは捨てさせたい」と助言していた。

　今後行ってみたい東京のスポットを聞かれたメンバーは、「二郎系ラーメン。夢です」（石田）、「スカイツリーの床が透けているところに行ってスリルを味わいたい」（今村）、「かわいい“映え”なスイーツを食べに行きたい」（岩田）、「浅草の人力車のように、そこにしかないようなものをたくさん見たい」（瀧野）と期待に胸を膨らませ、田村は「今日1日で仲良くなったので、次からの収録が楽しみ｣と次回のロケを心待ちにしていた。

　放送は不定期木曜日の午後11時30分〜。初回は10月31日、2回目は11月14日にオンエアされる。また、11月4日からミニ番組『SETOUCHI ISLAND』（毎週月曜　後10：55〜11：00）もスタート。瀬戸内の神秘な場所や不思議な言い伝えがある場所を訪れ、その地の魅力を全国に発信する。