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「行け!タイガーマスク」から50年 森本英世「歌い続けてきたことは奇跡」

 タイガーマスクのテーマ曲で知られ、敏いとうとハッピー&ブルーのリードボーカルとしても活躍したムード歌謡歌手・森本英世(70)が、9月18日に芸能生活50周年を記念したシングル「松山慕情」を発売する。あわせて同月20日に東京・新宿のハイアットリージェンシー東京で『ありがとう50周年 森本英世歌謡&ディナーショー』を開く。

芸能生活50周年を記念し、精力的な活動をみせる森本英世

芸能生活50周年を記念し、精力的な活動をみせる森本英世

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 森本は渡辺プロダクションの新人オーディオションで芸能界入りし、1969年に新田洋の名前で発売したテレビアニメ『タイガーマスク』のテーマ曲「行け!タイガーマスク」が大ヒットした。同年10月に「花街ブルース」でデビューし、73年にはムード歌謡に転向。敏いとうとハッピー&ブルーにリードボーカルとして参加し、「星降る街角」や「わたし祈ってます」「よせばいいのに」などヒット曲を連発した。

 当時を振り返り「タイガーマスクのテーマ曲は、10万円の歌い切りでした。ただ、僕がもらったギャラは1万円で、確か源泉を引かれて9000円だったと思う」とも明かす。

 50年間の歌手活動については「浮き沈みの激しい歌謡界で50年も歌い続けてきたことは奇跡だと思っています」としみじみ。「ハッピー&ブルーは83年までで、その後は森本英世として歌い続けてきました。ただ、いくら過去にヒット曲があって歌っていきたいと願っていたとしても、僕の歌を聴いてくれる人がいないとダメですからね。そう言った意味でも応援し続けてきてくれたファンがたくさんいたことは、歌手として幸せなことです」と感謝の気持ちを口にした。

 ディナーショーでは、ハッピー&ブルー時代のヒット曲はもちろん、タイガーマスクのテーマ曲なども披露予定。「2時間にわたってムード歌謡で森本英世の世界を堪能してもらいたい」と意気込んでいる。

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