クミコ、原点のシャンソニエでソロライブ SNSで反響の詩を歌った新曲披露

 歌手・クミコ(64)が、シングル「妻が願った最期の『七日間』」を6月5日に発売したことを記念し6日、東京・銀座のシャンソニエ「蛙たち」でソロライブを開催した。

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 「蛙たち」は、現存する最古のシャンソニエ(シャンソンを聴かせるライブハウス)。クミコもデビュー当時、頻繁に出演していた原点ともいえる思い出深いシャンソニエで同新曲をお披露目することになった。

 5日にリリースされた新曲は、昨年3月に新聞の投稿欄へ掲載後SNSで約19万人がシェアしたという大反響の詩「七日間」が元となっている。投稿は、昨年1月にがんで他界した宮本容子さんの病室の枕元のノートに「七日間」という詩が遺されていたことを夫の英司さんがつづったもの。詩は、命が尽きる前に“七日間”元気な時間がほしいと神様にお願いし、七日間でやっておきたいことが切々とつづられており、後日、英司さんによって書籍化もされている。

 その後、英司さんが妻の最期の想いを歌として残したいと願い、クミコに手紙と書籍を送ったことから、音楽プロデューサー・酒井政利氏のプロデュースによって楽曲が制作された。

 話題曲を引っ提げてのライブに約80人の熱烈なファンが詰めかけ、宮本さんも駆けつける中、前作シングル「最後だとわかっていたなら」をはじめ、ヒット曲「わが麗しき恋物語」、シャンソンの名曲「愛の讃歌」、そして「妻が願った最期の『七日間』」など全18曲を熱唱。

 クミコは新曲について「朝日新聞の投稿欄に、長年連れ添った奥さまが亡くなってしまわれて、そのあとにノートが残っていて、そこには一日目には何がしたい、二日目には何がしたい…七日間、神様がくれたらこれだけのことがしたいということが書いてあって、容子、ありがとうという言葉で締めくられていたのですが、それは私にとって衝撃的な投稿でした。こんなことが本当にあるんだとびっくりしました」と言って披露。その目の前で聴いていた宮本さんは「大変すてきな詩とメロディー、そしてクミコさんの歌声が素晴らしかったです」と感激していた。

 「七日間」という詩は、約2年半にわたって闘病生活を送ってきた容子さんが、他界する1ヶ月ほど前に書いたもので、その詩と同著を原案にして出来上がったCDを聴いた宮本英司さんは「クミコさんの歌をCDやテレビで聴いていて、その心にしみる歌声に魅せられ、ぜひクミコさんにこの『七日間』を歌っていただけないかなと思ってお願いしました。まさか実現するとは思ってもいませんでしたし、CDを聴かせていただいて心から感動しました。なかでも『七日間の自由を 私にください 神さま〜』というフレーズのところにぐっとくるものがありました」と話していた。

 7月6日には、東京・EXシアター六本木で『わが麗しき歌物語 Vol.2〜岩谷時子とクミコの歌たち〜』と題したコンサートを開催する。

関連写真

  • 「妻が願った最期の『七日間』」の発売記念イベントを行ったクミコ
  • 「妻が願った最期の『七日間』」の発売記念イベントを行ったクミコ
  • 原作者の宮本英司さん(右)とクミコ

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