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布袋寅泰、元BOΦWY高橋まこと&松井常松の共演は「自分が素直になった」

 ギタリスト・布袋寅泰(57)が29日、都内で行われた『Advertising Week Asia 2019』内の「グローバル・キーノート・シリーズ」でトークショーを開催した。

『Advertising Week Asia 2019』内の「グローバル・キーノート・シリーズ」でトークショーを開催した布袋寅泰 (C)ORICON NewS inc.

『Advertising Week Asia 2019』内の「グローバル・キーノート・シリーズ」でトークショーを開催した布袋寅泰 (C)ORICON NewS inc.

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 10年ぶりとなる「ギタリズム」シリーズ第6弾『GUITARHYTHM VI』が、この日に発売となった。元BOΦWYのベース・松井常松(58)とドラムの高橋まこと(65)が参加した新曲「Thanks a Lot」も収録されている。松井と高橋は個々に布袋のライブに参加したことはあったものの、3人そろってレコーディングを行ったのは、1988年4月5日、東京ドームで行われたBOΦWYラストライブ『LAST GIGS』以来、実に31年ぶりということで大きな話題となった。

 イベントでBOΦWY時代を振り返った布袋は「小さなライブハウスから始まって、最後は大きな東京ドームまで。短いですけど青春を駆け抜けた。ある種、あのころは『燃え尽きたい症候群』。僕らが見ていたアニメもそうだけど『あしたのジョー』みたいにヒーローは最後に燃え尽きる。燃え尽きたかった。バンドも『燃え尽きようぜ』と言って始まったところもあった」と懐かしんだ。

 解散後にスタートさせたのが「ギタリズム」シリーズ。「今まで作ったことをなぞらない勇気が30年後の僕を作った」としみじみ。『GUITARHYTHM VI』に込めた思いについては「ちょっと先の未来。AIやテクノロジーが、人間にどう影響するのか。いいだけじゃなくダークな。未来は、どこに行こうとしているのか。我々は、あの日に描いた未来にいる。そこから見たら、どんなものなのかをテーマにした」と説明し「ロックアルバムでありながらSF映画のような映像的。耳で見るというか。そういう作品になってます」と明かした。

 また、高橋、松井との共演について布袋は「楽しかったですよ。31年ぶり。いいもんですね。昔の仲間とバイクの乗ってツーリングして風を感じるような、テニスしてラリーを交わすような」と“再会”を喜んだ。バンドの仲間は「大きな存在」とし「『またやろう』というのは勇気がいる部分もあった」と心境を口にした。それでも集まれば、すぐに息ぴったりに。「みんな白髪が出て、30年前のトガッた風貌でもテンションでもないけれど、全く変わらない僕たちもいた。それがうれしかった。仲間っていいなと思いました」と思いを口にした。

 3人で音楽を奏でると「リズム隊はとてもシンプル。モノクロの力強さに対して、いろいろなカラーリングができた。僕のギタースタイルの原点ですね」と当時を思い出したそう。このタイミングになった理由については「やろうと思ったらやらなきゃ。自分が素直になったのかもしれないね。年を重ねたということもあるだろう」と話していた。

 「最新の布袋が最高の布袋」という信念のもと、音楽を続けてきた。そして「僕はどちらかと言えばアウトサイダー。誰も出さなかった音を出したいと思ってやっている。究極は僕を見たら、ギターを弾かなくても僕の音が聞こえるぐらい、そこまでになってみたい。そういう考え方はギタリスト然としてないけど、だからこそ誰とも違うスタイルで来れたと思う」と目標を熱く語った。

 同イベントは世界最大級のマーケティング&コミュニケーションイベント『Advertising Week』のアジア版。今年で4回目の開催となる。

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  • 『Advertising Week Asia 2019』内の「グローバル・キーノート・シリーズ」でトークショーを開催した布袋寅泰 (C)ORICON NewS inc.
  • 布袋寅泰 (C)ORICON NewS inc.
  • 対談中に出た言葉を披露 (C)ORICON NewS inc.
  • 『Advertising Week Asia 2019』内の「グローバル・キーノート・シリーズ」でトークショーを開催した布袋寅泰 (C)ORICON NewS inc.
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