HKT48の指原莉乃がプロデュースするアイドルグループ「＝LOVE」（イコールラブ）が16日、東京・昭和女子大学 人見記念講堂でファーストコンサート『初めまして、=LOVEです。』を昼夜2公演開催した。昼公演では4月24日に5枚目シングル「探せ ダイヤモンドリリー」のリリース、夜公演では4月に初のライブツアー『今、この船に乗れ！』が決定したことがサプライズ発表され、会場を埋め尽くしたファンと喜びを分かちあった。

【写真】その他の写真を見る

　念願の初コンサートのオープニングは、「＝LOVE」と大きく書かれたセットの上に淡いブルーの新衣装をまとった12人が登場。2017年9月のCDデビュー曲「＝LOVE」からスタートし、センターの高松瞳が「初めまして、=LOVEです！　皆さん今日は楽しんで行きましょう！」とあおった。

　カバーコーナーでは、齊藤なぎさがトップバッターを務め、指原プロデューサーのソロデビュー曲「それでも好きだよ」を色違いの衣装でキュートに披露。続いて、佐々木舞香と野口衣織がシックな黒い制服衣装で欅坂46「二人セゾン」をカバーし、儚い世界観を2人だけで表現した。大谷映美里、齋藤樹愛羅、佐竹のん乃は乃木坂46「気づいたら片想い」を、高松、山本杏奈、諸橋沙夏、瀧脇笙古、大場花菜、音嶋莉沙は指原がプロデュースを手がけたラストアイドル内ユニットSomeday Somewhereの「この恋はトランジット」をパフォーマンス。さらに、足をケガしている佐々木以外の11人で欅坂46「不協和音」を息の合った激しいパフォーマンスで魅せた。

　一人ステージに残った高松は、デビュー前の17年8月、初めてファンの前で歌った日のことを振り返る。「デビュー前はごく普通のどこにでもいる少女だった私たち。それぞれの想いを胸にドキドキしながら受けたオーディション。合格発表で喜んだのもつかの間、厳しいレッスンをみんなで泣きながら乗り越えて、初めて立ったのは憧れの大舞台。そこで私たちは初めてアイドルになりました。あのとき、みなさんからもらった声援を今でも忘れることができません。2017年8月5日、『TOKYO IDOL FESTIVAL』。=LOVEはここから始まりました」。

　ビジョンにその当時の初々しいメンバーの姿が映し出され、映像内の高松が「それでは聴いてください。『言い訳Maybe』」と曲フリすると、ステージ上にメンバーが当時と同じ衣装を着て登場。1年半前とシンクロするパフォーマンスに大声援が送られる一幕もあった。

　5thシングル「探せ ダイヤモンドリリー」はType-A・B（CD＋DVD）、Type-C（CD）の3形態。ファーストツアー『今、この船に乗れ！』は4月11日の愛知・Zepp Nagoyaを皮切りに、4月13日に大阪・BIG CATを経て、4月19日に東京・Zepp Tokyoでファイナルを迎える。