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新曲が初首位のAimer、クリエイターコラボ×映像タイアップのかけ算が生んだ飛躍
女性シンガー・Aimerの最新シングル「I beg you／花びらたちのマーチ／Sailing」（1月9日発売）が、初週売上3.1万枚を記録し、最新1/21付週間シングルランキングで1位を獲得。2011年9月のデビュー以来、シングル・アルバムを通じて自身初の首位となった。このほかにも、「デジタルシングル（単曲）ランキング」、CDの売上枚数、デジタルダウンロードのDL数、ストリーミングの再生数を合計した「合算シングルランキング」と、当週発表の各シングルランキングで上位を賑わす活躍ぶりとなった。彼女の魅力は高いボーカル力にある。また、その可能性を広げ続けている背景には理想的なチームの存在がある。
◆ワンオクのTakaやラッド野田など、同世代クリエイターも絶賛
ランキング結果を詳しく見ると、シングルランキング首位に加え、デジタルシングル（単曲）ランキングでも「I beg you」（1月8日配信）が5.8万DLを記録し、2位に初登場。このほかにも、「Sailing」が7位（前週59位／1月6日配信）、「花びらたちのマーチ」も27位（1月9日配信）を獲得。さらに、合算シングルランキングでは紅白出場以降、好調を維持する米津玄師「Lemon」を抑えての1位獲得（6.8万ポイント）となった。
Aimerは11年のメジャーデビュー時から、独特なハスキーボイスでファンのみならず、クリエイターも魅了。これまでにもONE OK ROCKのTaka、RADWIMPSの野田洋次郎などが楽曲提供を行い、「優しさもあるし、突き抜けてる」（Taka）、「裸のときの毛布みたい」（野田）と絶賛。なお、過去の作品の多くはすでにサブスクサービスにも配信されており、なかでもandropの内澤崇仁が手がけた「カタオモイ」はLINE MUSICなどのランキングでも上位をキープし続ける人気曲となっている。
Aimerのボーカル力については音楽ライターの森朋之氏も、「歌の技術が高いこともそうですが、声そのものに感情が宿っているように感じられるのが、彼女の魅力。ややハスキーな声質ですが、少年のような雰囲気から、母性を感じさせる表現まで声の表情が幅広く、楽曲に込められた感情を的確に引き出すことができる」と評価。さらに、「音楽の聴かれ方が広がっているなかで、幅広い層のリスナーに訴求できている」と分析し、“クリエイターコラボ×タイアップ”という掛け算の成果も指摘する。
「アニメ作品のタイアップ曲で知名度を上げましたが、その後も幅広いジャンルのアーティストとコラボレーションを重ね、リスナーの幅を拡大させました。“Fate×梶浦由記”による「I beg you」は、さまざまなメディア、アーティストを結びつける彼女の特長がもっとも上手く活かされた楽曲だと思います」（森氏）
◆Aimerを支える“絶妙なバランスで成り立った理想的なチーム”
森氏が指摘するように特筆すべきは幅広い楽曲群と、ボーカル力の高さを最大限生かした多彩なコラボ＆タイアップにある。
デビュー時からプロデュースを手がけるagehaspringsの玉井健二氏は、週刊エンタテインメントビジネス誌『コンフィデンス』18年12/17日号内で、「僕と弊社がトータルの音楽プロデュースとプロダクションとして責任を持ち、担当の竹内徹さんを軸にレーベルの皆さんやマーケティングルーム、ネットワークの皆さんともども作品ごとのブランディングに関わってもらっている」と制作の裏側を明かし、「絶妙なバランスで成り立った理想的なチーム」と語っている。
この制作チームが、コラボを通じたジャンルの拡大、新たな映像タイアップ、そして気鋭の女優陣を起用したMVなども交えながら、Aimerの可能性を止まることなく追求し続けた結果が今回の初1位獲得に繋がったとも言えそうだ。
◆さらなる飛躍、リスナー拡大のカギは「ポップ感」？
実際、玉井氏の言葉を裏付けるように、新作に関しても、1月6日放送のフジテレビ開局60周年記念特別企画ドラマ『レ・ミゼラブル終わりなき旅路』の主題歌「Sailing」で、ドラマ視聴者に深い感動を与えたかと思えば、1月12日公開の劇場版アニメ『「Fate/stay night [Heaven's Feel]」II.lost butterfly』の主題歌「I beg you」ではコアなアニメ・ゲームファンを熱狂させている。
なお、現在は全国ホールツアー「18/19“soleil et pluie”」を実施中。先述の森氏は、「“太陽と雨”というタイトルを掲げ、ライブでも幅広い表現力を発揮しています。これまではダークな音楽の印象もありましたが、ポップ感を増すことで、さらに広いリスナーを獲得することになるのでは」とも期待を寄せる。
制作チームの絶妙なバランスと、彼らからの高い要求を常にクリアし、成長を続けるシンガー・Aimer。今年は、国境さえも越え、世界での活躍も大いに期待できそうだ。
◆ワンオクのTakaやラッド野田など、同世代クリエイターも絶賛
ランキング結果を詳しく見ると、シングルランキング首位に加え、デジタルシングル（単曲）ランキングでも「I beg you」（1月8日配信）が5.8万DLを記録し、2位に初登場。このほかにも、「Sailing」が7位（前週59位／1月6日配信）、「花びらたちのマーチ」も27位（1月9日配信）を獲得。さらに、合算シングルランキングでは紅白出場以降、好調を維持する米津玄師「Lemon」を抑えての1位獲得（6.8万ポイント）となった。
Aimerは11年のメジャーデビュー時から、独特なハスキーボイスでファンのみならず、クリエイターも魅了。これまでにもONE OK ROCKのTaka、RADWIMPSの野田洋次郎などが楽曲提供を行い、「優しさもあるし、突き抜けてる」（Taka）、「裸のときの毛布みたい」（野田）と絶賛。なお、過去の作品の多くはすでにサブスクサービスにも配信されており、なかでもandropの内澤崇仁が手がけた「カタオモイ」はLINE MUSICなどのランキングでも上位をキープし続ける人気曲となっている。
Aimerのボーカル力については音楽ライターの森朋之氏も、「歌の技術が高いこともそうですが、声そのものに感情が宿っているように感じられるのが、彼女の魅力。ややハスキーな声質ですが、少年のような雰囲気から、母性を感じさせる表現まで声の表情が幅広く、楽曲に込められた感情を的確に引き出すことができる」と評価。さらに、「音楽の聴かれ方が広がっているなかで、幅広い層のリスナーに訴求できている」と分析し、“クリエイターコラボ×タイアップ”という掛け算の成果も指摘する。
「アニメ作品のタイアップ曲で知名度を上げましたが、その後も幅広いジャンルのアーティストとコラボレーションを重ね、リスナーの幅を拡大させました。“Fate×梶浦由記”による「I beg you」は、さまざまなメディア、アーティストを結びつける彼女の特長がもっとも上手く活かされた楽曲だと思います」（森氏）
◆Aimerを支える“絶妙なバランスで成り立った理想的なチーム”
森氏が指摘するように特筆すべきは幅広い楽曲群と、ボーカル力の高さを最大限生かした多彩なコラボ＆タイアップにある。
デビュー時からプロデュースを手がけるagehaspringsの玉井健二氏は、週刊エンタテインメントビジネス誌『コンフィデンス』18年12/17日号内で、「僕と弊社がトータルの音楽プロデュースとプロダクションとして責任を持ち、担当の竹内徹さんを軸にレーベルの皆さんやマーケティングルーム、ネットワークの皆さんともども作品ごとのブランディングに関わってもらっている」と制作の裏側を明かし、「絶妙なバランスで成り立った理想的なチーム」と語っている。
この制作チームが、コラボを通じたジャンルの拡大、新たな映像タイアップ、そして気鋭の女優陣を起用したMVなども交えながら、Aimerの可能性を止まることなく追求し続けた結果が今回の初1位獲得に繋がったとも言えそうだ。
◆さらなる飛躍、リスナー拡大のカギは「ポップ感」？
実際、玉井氏の言葉を裏付けるように、新作に関しても、1月6日放送のフジテレビ開局60周年記念特別企画ドラマ『レ・ミゼラブル終わりなき旅路』の主題歌「Sailing」で、ドラマ視聴者に深い感動を与えたかと思えば、1月12日公開の劇場版アニメ『「Fate/stay night [Heaven's Feel]」II.lost butterfly』の主題歌「I beg you」ではコアなアニメ・ゲームファンを熱狂させている。
なお、現在は全国ホールツアー「18/19“soleil et pluie”」を実施中。先述の森氏は、「“太陽と雨”というタイトルを掲げ、ライブでも幅広い表現力を発揮しています。これまではダークな音楽の印象もありましたが、ポップ感を増すことで、さらに広いリスナーを獲得することになるのでは」とも期待を寄せる。
制作チームの絶妙なバランスと、彼らからの高い要求を常にクリアし、成長を続けるシンガー・Aimer。今年は、国境さえも越え、世界での活躍も大いに期待できそうだ。
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提供元：
2019/01/17
