ボーカルグループ・ゴスペラーズが1日、日清食品『東京2020オリンピック競技「近代五種」』応援宣言イベントにゲスト出演し、“近代五種（ゴシュ）ペラーズ”として代表曲「ひとり」の替え歌「ひとり、で五つ」を初披露した。

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　東京五輪の正式種目でもある「近代五種」は、1人でフェンシング、水泳、馬術、射撃、ランニングの5競技を行うことから「キング・オブ・スポーツ」とも呼ばれる。その一方で、競技人口は世界中で約300人、日本国内では33人と言われ、イベント出席した日本近代五種協会専務理事の野上等氏は「由緒ある競技ですが、まだまだ知名度は低く、競技を見たことがある方もごくわずか。そういう意味では『キング・オブ・マイナースポーツ』という呼ばれ方もあながち間違いではありません」と話した。

　近代五種の知名度を広めるため、ゴスペラーズは“近代五種ペラーズ”として、代表曲「ひとり」の替え歌、「ひとり、で五つ」で応援。さらに、応援キャラクターとして、「近代五種」の化身だという「ぺんたうるすくん」もお披露目された。

　近代五種ペラーズは「♪たった一人きりで、五つもやるんだ〜」と、生歌で近代五種の特性を交えた替え歌を熱唱。村上てつやは「我々は5人で一つのことをやるわけですけど、近代五種の選手は一人で5つのことをやる。このすごさ、すばらしさをよりたくさんの人に知ってほしくて、伝えていけたらなと、ものすごく熱い気持ちで歌わせていただきました」と白い歯をみせ、「最後にズバリとタイトルを言い切るこっちのほうが気持ちいい」と、替え歌の歌詞のクオリティーに太鼓判を押した。

　また、フェンシングのマスクをし、右手にフェンシングの剣、左手に射撃の銃、足元はランニングシューズ、馬と一体となった肉体を持つキャラクター、ぺんたうるすくんとは、映像の撮影以来の再会になったといい、安岡優は「一緒にビデオ撮影をしたときもそうだったんですけど、体の動きがすばらしく美しくて、実はダンスもものすごく上手。僕らの歌に合わせて体を動かしてくれるんですけど、筋肉の一個一個が動いていて、本当に美しい生物だと思います」と肉体美を絶賛した。

　しかし、司会者が全国の小学生100人を対象に調査したぺんたうるすくんの第一印象のアンケート調査の結果を発表し、「気持ち悪い」が75％でダントツ、以下、「かっこいい」13％、「面白い」12％、「かわいい」0％だったことが紹介されると、場内は大爆笑。メンバーも「気持ち悪いは選択肢に入れちゃいけなかった」と大笑いしていた。

　イベントには、ロンドン五輪に出場した黒須成美選手、国際大会の金メダリスト・才藤歩夢選手も出席。黒須選手は「ゴスペラーズさんが近代五種について歌ってくださるというのがすごくうれしいですし、もっと近代五種が有名になればいいなと思いました」、才藤選手は「近代五種の歌を歌ってくださると聞いたときはびっくりしましたし、今日は生歌を聴いて感動しました」と喜び、それぞれ活躍を誓っていた。