韓国の人気グループ・BIGBANGが24日、大阪・京セラドームで『BIGBANG JAPAN DOME TOUR 2017 -LAST DANCE-』ツアーのファイナル公演を開催。同所では21日から4日間すべての公演で5万人以上を動員し、海外アーティスト史上初となる5年連続日本ドームツアーを盛大に締めくくった。

【写真】その他の写真を見る

　オープニングを飾ったのは王道のパーティーチューン「HANDS UP」。「Hey Ho Hey Ho!!!」の掛け声とともに会場は歓声に包まれ、ペンライトが右に左に舞う。その後「LOSER」では本ツアーの目玉となる高さ4メートル、幅13×3.6メートルのステージ全体が動くムービングステージでアリーナ席上を100メートル横断。ステージから遠く離れた観客一人ひとりと間近に接することができるようにというメンバーの意図が演出にも反映されている。

　MCパートでは、リーダーのG-DRAGONから「本当にファンのみなさんに会いたかったです。そして今回、このツアーを通じててみなさんに会えて本当に嬉しかったです。楽しかったです。冬が過ぎれば春がくるように、その時まで皆さん元気で悲しまないで、すぐに会えるから。いつもBIGBANG5人はみなさんが幸せになってほしいと思ってます。それが僕らの力の源です。再会の日を楽しみして、日々を過ごしたら、その日はすぐに来ると思います。私達の愛は変わらないから。本当にありがとうございました」と、これまでの日本活動を支えてくれたファンに対し、感謝と再会を約束した。

　この日、最高の盛り上がりをみせたのは「FANTASTIC BABY」「BANG BANG BANG」という最強アンセム2曲。ステージと観客が一体となって5万人全員の大合唱がこだまし、ドーム全体に響きわたった。

　アンコールではメンバーそれぞれがムービングステージ、トロッコに乗って「MY HEAVEN」で登場。メンバーへのサプライズとして、会場内で配布された光るリストバンド「B-BRACELET」がこの日だけの特別演出として「BIGBANG IS VIP」という文字を作り、光り輝いた。このサプライズにメンバーたちは幸せそうな笑顔で応え、会場は温かな雰囲気に包まれた。

　2012年11月23日に初の国内ドーム公演を開催したのもここ京セラドーム。24日のツアーファイナルまでに5年連続のドームツアーは全85公演にもおよび、420万5500人を動員してきた。本ツアーがBIGBANGとして入隊前最後のツアーとも言われているが、“始まりの地”で10年の軌跡を振り返る全25曲、約2時間45分の圧巻のステージをみせ、ファンとBIGBANG双方にとって忘れられない一夜になった。