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「キムチの歌」で話題の足立佳奈、SNSでリオ五輪金メダリストと思わぬ交流

 今年2月、ツイッターに投稿した15秒動画「キムチ〜笑顔の作り方〜」が“キムチの歌”として同世代の女子中高生の間で話題となったJKシンガー・足立佳奈。今では30万人を超えるフォロワーを持つ彼女は、8月に歌手デビューを果たし活躍の場を広げている。自身も女子高生だけあって、SNSは音楽活動でも重要なツール。そんなつながりから、新たな展開が生まれたという。

2ndシングル「フレーフレーわたし」を発表した足立佳奈

2ndシングル「フレーフレーわたし」を発表した足立佳奈

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藤田ニコルとの共演に感激、「世代が一緒だからこそ憧れる存在」

 「デビュー日は誕生日がもう一つ増えたような気分で嬉しかったです。あと、友だちの友だちが知ってくれるようになったり、地元の駅で『佳奈ちゃんですか?』って高校生に声をかけてもらったり。そういうつながりも大事にしていきたいです」

 モットーは「常にみんなで笑顔でいたい。誰かを傷つけたくない」。そんな彼女が“会いたい芸能人”の3本の指に入るほど大ファンと公言しているのが、にこるんこと藤田ニコルだ。「自分の意思を持って常にYesかNoかがはっきりしている姿、素直な気持ちを伝えることで相手を傷つけない、というスタイルは私にはないもので、本当に素敵」と言い、にこるんのSNSもマメにチェック。そこにも理想とする姿があるという。

 「あんなに多忙にお仕事をされているのに、ファンの人からのコメントに返しているんです。ツイートも『今こんなことしているよ』って1日7〜8回もしてくれて、ファンとしてはすごく嬉しい。私でも忙しくてアップできない日があるのに、もっと忙しくてそれをやってらっしゃるというのは憧れでもあるし、こうなりたいというお手本でもあります」

 まさにネットやメディアで目にする憧れの人。ところがデビューしてわずか2ヶ月の10月、『じゃがりこの日』の記念イベント『じゃがりこパーティー』でなんと初対面&初共演が実現! それだけでなく、にこるんに悩み事まで聞いてもらったのだそう。

 「私は心が折れちゃうときもたくさんあるので、『どうしてそんなに強く自分を持っていられるんですか?』と質問したら、『そんなの、自分らしくいればいいんだよ。他人は他人だし』っていう大人なコメントが返ってきて。藤田さんは19歳で私と同世代なのに、こんなにも違うのかと思うくらいカッコイイ。世代が一緒だからこそ憧れるのかなって思います」

◆きっかけはSNS、五輪金メダリストの体操選手がMVに出演

 普段からSNSを生活のツールにしている彼女だからこそ、思わぬ人とつながることも。2ndシングル「フレーフレーわたし」のミュージックビデオ(MV)には、2016年リオデジャネイロ五輪の体操男子団体で金メダルを獲得した山室光史選手、田中佑典選手、加藤凌平選手をはじめ、コナミスポーツ体操競技部の全選手が出演している。実はこのコラボも、SNSがきっかけになっているそうだ。

 「五輪を観ていたときに、3人(山室選手、田中選手、加藤選手)が代表で出ていらっしゃっていて、カッコイイなとずっと思っていたんです。そうしたら、ツイッターでたまたま(田中)佑典くんのリツイートを見つけて、フォローさせてもらったら、フォローが返ってきたんです。そこからSNSを通してお話をするようになって、MVに出てもらえることになりました」

 特に、シングルとして完成させたフルバージョンの一節、涙を流しながらも諦めないことを歌う歌詞には、前述の体操選手たちからも「ここの歌詞が好き」と共感の声が上がったという。

 「選手の皆さんも、人に言えない悔しいことや辛いことがある。『それでも自分を信じてガムシャラに頑張った結果がここにあるから、信じること、頑張ろうと思うことが大事なんだよ』って。その言葉を聞いてから、この歌詞が深みを増しました。立場や頑張る場所は違っても、みんな同じようなところでつまずいたりしている。自分だけが置いてけぼりと思わずに、みんな一緒だから頑張ろうって、MVを通して思ってくれたらいいなと思います」
(文:水白京)

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