Dream Amiが21日、自身初のソロツアー『Dream Ami 1st Live Tour 2017 ▽ Re:Dream』（▽＝ハート）の東京公演をZepp DiverCityで開催。Dreamのメンバーらも見守るなか全21曲を披露し、観客2000人を魅了した。

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　6月5日に発表されたE-girlsの再編により、7月16日のさいたまスーパーアリーナ公演をもってソロ活動に専念したAmiは、ソロ1stアルバム『Re:Dream』（10月発売）を引っさげ、今月9日から初のソロツアーをスタート。4人編成のバンドとダンサー4人をバックに、ソロデビュー曲「ドレスを脱いだシンデレラ」、映画『ひるなかの流星』主題歌「はやく逢いたい」などを伸びやかに歌い上げた。

　中盤ではDream／E-girlsのことにも触れた。「Dreamとしてデビューしてから15年。いいこともあればうまくいかないこともありましたが、E-girlsとして活動させていただいた時間は夢のような時間だったと改めて思います」と回顧した。

　「ソロとして一歩を踏み出し、不安に押しつぶされそうになった時期もありました。正直今も不安がないわけではない」と胸中を打ち明けると、「ネガティブ思考になったときは、変わらずDreamのメンバーに相談したり、背中を押してもらったりしています」とメンバーの絆を告白。「今までもこれからもずっと、Dreamという名前は自分にとっての名字みたいなもの。これからもDreamという名前を輝かせていけるように精いっぱい頑張りたい」と誓ったが、Dreamのメンバーが観に来ていることを紹介し、「きっと同じ気持ちでいてくれていると思う」と話すと、歌唱中には感極まって歌えなくなり、あふれる涙をぬぐった。

　カーディガンズの名曲「Lovefool -好きだって言って-」のカバーでは、エレキギターの演奏に挑戦。アンコールではE-girlsの代表曲「Follow Me」をDream Amiバージョンとして椅子に腰かけながらしっとり歌い、マイクをフロアに向けると大合唱となった。会場のファンからの質問に答えるコーナーでは、悩みがあったときは元E-girls／Dreamのボーカル・パフォーマーを引退し、裏方として支えているDream Ayaに相談することを明かすと、スタンドで観ていたAyaが立ち上がってアピールする一幕もあり、会場は大盛り上がりとなった。

　ライブ前には報道陣の取材に応じた。大所帯のE-girlsから卒業し「寂しい気持ちは今でもあります」と率直な胸中を明かしつつも「E-girlsで見た景色をソロでもいつか見たい。E-girlsの現メンバーに負けないように頑張っていきたい」と、良きライバル心ものぞかせた。

　E-girlsが今年も紅白歌合戦に出場することはSNSで知ったといい、「うれしかったし、頑張ってほしいなと思いました」とエール。ソロとしても「いつかあのステージに戻れることがあったらうれしいなと思います。決してあきらめたわけではないので、一歩ずつ着実に前に進んでいけたら」と目標を掲げた。

　E-girls卒業後初めてのクリスマスの予定について聞かれると「全然考えてなかった」といい、「今年は例年に比べると緩やかな年末になりそうなので、イブの日に友達とかとクリスマスパーティーができたらいいなと思いますが、全く予定はないです。誰を誘うかもよくわからない」と笑い、「もしかしたらDreamのメンバーといるかもしれないですね」と白い歯を見せていた。

　今年はE-girl卒業、初のアルバムにソロツアーと「激動の年だった」と振り返ったAmiは「来年はこの経験をもとに、もっともっと新しいことにチャレンジしていける年に。いい意味でDream Amiという殻を突き破っていけたら」と飛躍を誓った。

　同ツアーは29日の福岡サンパレス公演まで全5公演行われる。