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トシちゃん、スーパースターぶりは健在 ジャニーズ独立から23年目の今

 歌手・田原俊彦(56)が24日、東京・品川のステラボールで73枚目のシングル「フェミニスト」の発売記念パーティー開催前に囲み取材を行った。11年ぶりにメジャーレーベル復帰となったトシちゃんは旺盛なサービス精神で健在ぶりをアピール。スーパースターここにありといった強烈なパフォーマンスを見せた。

11年ぶりにメジャーレーベル復帰の田原俊彦が73枚目となる新シングル「フェミニスト」の発売記念パーティーを開催

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 取材の冒頭で行われたフォトセッションで田原は無数のフラッシュを浴びると何パターンものポーズ。なじみの週刊誌に所属するカメラマンには「ホントか」と言いながら、がぶり寄り。レンズに顔が付くギリギリまで近寄った。別のカメラマンが足上げを要求すると「まだ体操していないから1回だけしかしないよ。1回だからね」と言いながら“超低空足上げ”を披露。「46歳だから上がんないんだよ」とボケて報道陣を笑わせた後、2回も披露してくれた。

 また、会見が始まってからもトシちゃんのオンステージは続いた。「フェミニスト」について「女性への応援曲。今だから歌える。20代、30代じゃ歌えなかった」と胸を張った。38年目の今年をどんな年にしたいかには「僕にはシングル73枚という財産がいっぱいある。その曲たちをしっかり歌って踊って見せられるようにしたい」とマジメに語ったかと思えば、報道陣の中に割って入って「みんな、楽しくやろうよ〜」とあおり、ジョークにリアクションがないと「笑うとこだよ!」と求めるなど、終始ノリノリ。

 さらにスーパースターの貫禄を見せつけたのが元SMAPの3人へのエールだ。自身も1994年に同事務所から独立。稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の3人がジャニーズ事務所との契約を期間満了となる9月8日をもって終了することが19日に発表されて1週間も経っていない状況を察して、自ら独立話を切り出して質問しやすい環境を整えた。直後に報道陣が3人の退所について聞くと「また、そこですか」とにやりとしながら「いいんじゃないんですか。十分、会社には貢献したと思う。四半世紀に渡る大活躍だった」とコメントした。

 続けて「僕なんか33歳で卒業した。(SMAPは)40歳過ぎのいい中年ですよ。それなりにみんな実績もありますし、やっていく自信もあるんでしょう」と推察。「残る人は残る人。出ていって勝負をかける意気込みにはエールを送りたいですね」と激励した。自身の独立について「今、こうして振り返っても、あの時に決断して今がある。全く後悔はない」ときっぱりと言い切った。最後はジャニー氏がコメントを発表した話題を振られ、「僕のときにもくれればよかったのに。ちょっとした退職金はいただきましたけど3ヶ月で使っちゃいました」とオチをつけながら、報道陣を笑わせた。

 今年も8月26日の横浜・関内ホールを皮切りに、9月22日の東京・中野サンプラザホールなどを回る全国ツアーをスタートさせる。「これからも50、60、70、80(歳)はいないかもしれないけど踊れるうちは暴れたい。僕がギブアップというまで田原俊彦の道は続くと思う。歌って踊ることが僕の人生。そこだけは、揺るぎなく全うしたい」と力強く宣言した。囲み取材が終わると都はるみの「好きになった人」の冒頭の「♪さよなら」を口ずさみながら退場し、取材陣までも引き込むエンターテイナーぶりを見せた。

 イベントでは会場に詰めかけた約1000人の熱狂的なファンの中、「メジャーのユニバーサルにお世話になり、いい風が吹いているかな。でも、何ら変わりなく命がけでマイペースでやっていきます」とあいさつ。「女神よ」や新曲「フェミニスト」など全8曲を熱唱し、最後に「これからもゴーイング・マイウェイで突き進んでいきますので、みんなもついてきてください。今年もたくさんいい汗をかきたい」と意欲を燃やしていた。

 スーパースターの光は56歳になっても、まばゆく燦然と輝いている。

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  • 11年ぶりにメジャーレーベル復帰の田原俊彦が73枚目となる新シングル「フェミニスト」の発売記念パーティーを開催
  • イベント前に報道陣の取材に応じ、このポーズ (C)ORICON NewS inc.

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