1983年から1992年に活動した男性7人ポップスバンド・チェッカーズのメンバーで、実の兄弟である藤井フミヤと藤井尚之のユニット・F-BLOODが、前作から9年ぶりにアルバム『POP ’N’ ROOL』を6月21日にリリースする。久しぶりに兄弟ユニットとして活動する2人に話を聞いた。
――9年ぶりにアルバムをリリースすることになった経緯は?
【藤井尚之(N)】スタッフからF-BLOOD結成20周年ですね、と言われて…
【藤井フミヤ(F)】「どうしますか?」「え? どうしよう」というところから始まった。30周年を考えると、いろんな意味で危ういから、いま元気なうちに元気なものをやっておいた方がいいんじゃないか、と。
【N】そうですね。やると決まった時は、はっきりとしたコンセプトは全然見えていなかったんですが、とりあえず曲作るわ、って。テンポのいい曲、ゆるい曲、いろいろなバリエーションの曲を作っていった中で、プロデューサーを大島賢治さんがやると決まって。
【F】大島くんは、去年出したアルバム『大人ロック』に引き続いてなんだけど、やっぱり明るいポップなロックでいこうよ、ということになって。F-BLOODとしてリリースした作品には、ヒューマン哲学的な雰囲気があって、今回もそういう方向性でかなぁと思っていたんだけど、大島くんが加わったことで、明るくノリノリの、単純な、難しく考えないロックでいこうということになりました。
【N】コンセプトが決まってからは、それに沿って作るという作業をしたので、どんどんスムーズに進んで、12曲。ほぼ新しい書き下ろしです。
――1997年に結成され、1枚目のアルバム『F-BLOOD』(1998年発売)から10年後に2枚目の『Ants』(2008年発売)を出して、それから9年。ほぼ10年に1枚ペースは何か理由でも?
【F】いつでもできると思っているといたら…
【N】9年って、小学1年だった子どもは中学3年生になっている。
【F】「F-BLOODって何?」っていう人も多いかもね。「そうか、藤井兄弟なんだ」って初めて知る人もいるかも。9年、空いたことで、F-BLOODも一から始めなきゃいけない感じかもね。説明が必要なんだよ。
【N】そうか、ふりだしに戻るじゃないけど。
【F】お互い、音楽活動はしているし、なんだかんだ2人でステージに立つ機会はあるからね。気にしていなかったけど。
【N】9年は長いよね。
【F】F-BLOODのこととか、何にも知らずに、ただこのアルバムを聴いてくれたら、新しいバンド?って思うのかな。
――全体的にサウンドも若々しい感じですし、ポップなロックって、第一線で活躍されてきたお二人のお家芸みたいなものですよね。
【N】いまの若い人たちで、こんなにポップなロックをやっている人、逆にいないかもね。(チェッカーズで)ヒット曲を生み出していかなきゃいけないというのを背負ってきた、というのもあって、より多くの人に聴いてもらえる音楽、キャッチーで覚えやすいものを意識して作ってきたというのもありますしね。
【F】アンダーグラウンドで、マニアックな音楽も好きで、昔も今もよく聴いているんだけどね。
【N】そういうのは昔でいうところのB面で(笑)
【F】世の中に打ち出すという意味においては、確かにポップな音楽をずっとやってきた。しかも今回は明るいロック。この先、いくらでも渋くなっていけるからね。20周年の集大成というより、いま作りたかったものを集めたのが『POP’N’ROOL』。
【N】いまこれをやっておこうよ。
【F】いま、こんな気分。そんな感じ。
――ライブハウスツアーも予定されていますが
【F】ドラム、ベース、ギターの3ピースと、俺たち2人で、かなり細かく各地を回ります。
【N】当然、今回のアルバムをきれいに再現する、というのは無理なので、過去の作品も含めて、今回のバンドならではの音楽を響かせる面白いものになると思う。
【F】意気込みはないけど、楽しみだね。
『POP ’N’ ROOL』は、力強いロック、軽やかなポップス、包容力のあるバラード、がそろった全12曲。先行デジタル・シングルとなったメッセージ・ソング「未来列車」、「孤独のブラックダイヤモンド」も収録されている。
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
――9年ぶりにアルバムをリリースすることになった経緯は?
【藤井尚之(N)】スタッフからF-BLOOD結成20周年ですね、と言われて…
【藤井フミヤ(F)】「どうしますか?」「え? どうしよう」というところから始まった。30周年を考えると、いろんな意味で危ういから、いま元気なうちに元気なものをやっておいた方がいいんじゃないか、と。
【N】そうですね。やると決まった時は、はっきりとしたコンセプトは全然見えていなかったんですが、とりあえず曲作るわ、って。テンポのいい曲、ゆるい曲、いろいろなバリエーションの曲を作っていった中で、プロデューサーを大島賢治さんがやると決まって。
【F】大島くんは、去年出したアルバム『大人ロック』に引き続いてなんだけど、やっぱり明るいポップなロックでいこうよ、ということになって。F-BLOODとしてリリースした作品には、ヒューマン哲学的な雰囲気があって、今回もそういう方向性でかなぁと思っていたんだけど、大島くんが加わったことで、明るくノリノリの、単純な、難しく考えないロックでいこうということになりました。
【N】コンセプトが決まってからは、それに沿って作るという作業をしたので、どんどんスムーズに進んで、12曲。ほぼ新しい書き下ろしです。
――1997年に結成され、1枚目のアルバム『F-BLOOD』(1998年発売)から10年後に2枚目の『Ants』(2008年発売)を出して、それから9年。ほぼ10年に1枚ペースは何か理由でも?
【F】いつでもできると思っているといたら…
【N】9年って、小学1年だった子どもは中学3年生になっている。
【F】「F-BLOODって何?」っていう人も多いかもね。「そうか、藤井兄弟なんだ」って初めて知る人もいるかも。9年、空いたことで、F-BLOODも一から始めなきゃいけない感じかもね。説明が必要なんだよ。
【N】そうか、ふりだしに戻るじゃないけど。
【F】お互い、音楽活動はしているし、なんだかんだ2人でステージに立つ機会はあるからね。気にしていなかったけど。
【N】9年は長いよね。
【F】F-BLOODのこととか、何にも知らずに、ただこのアルバムを聴いてくれたら、新しいバンド?って思うのかな。
――全体的にサウンドも若々しい感じですし、ポップなロックって、第一線で活躍されてきたお二人のお家芸みたいなものですよね。
【N】いまの若い人たちで、こんなにポップなロックをやっている人、逆にいないかもね。(チェッカーズで)ヒット曲を生み出していかなきゃいけないというのを背負ってきた、というのもあって、より多くの人に聴いてもらえる音楽、キャッチーで覚えやすいものを意識して作ってきたというのもありますしね。
【F】アンダーグラウンドで、マニアックな音楽も好きで、昔も今もよく聴いているんだけどね。
【N】そういうのは昔でいうところのB面で(笑)
【F】世の中に打ち出すという意味においては、確かにポップな音楽をずっとやってきた。しかも今回は明るいロック。この先、いくらでも渋くなっていけるからね。20周年の集大成というより、いま作りたかったものを集めたのが『POP’N’ROOL』。
【N】いまこれをやっておこうよ。
【F】いま、こんな気分。そんな感じ。
――ライブハウスツアーも予定されていますが
【F】ドラム、ベース、ギターの3ピースと、俺たち2人で、かなり細かく各地を回ります。
【N】当然、今回のアルバムをきれいに再現する、というのは無理なので、過去の作品も含めて、今回のバンドならではの音楽を響かせる面白いものになると思う。
【F】意気込みはないけど、楽しみだね。
『POP ’N’ ROOL』は、力強いロック、軽やかなポップス、包容力のあるバラード、がそろった全12曲。先行デジタル・シングルとなったメッセージ・ソング「未来列車」、「孤独のブラックダイヤモンド」も収録されている。
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2017/06/19