AKB48の小嶋陽菜の卒業コンサート『こじまつり』前夜祭が21日、東京・代々木第一体育館で行われた。音響トラブルに見舞われる場面があったが、スタンド席でゲストとともにステージを観ていた卒業生の高橋みなみがとっさにマイクを握って助け舟を出し、同期の窮地を救った。そのやり取りを近くで観ていたお笑いコンビ・おぎやはぎの矢作兼は「（小嶋が）困ってたじゃん？　すぐに助けたじゃん？　すげーなと思ったよね」と感嘆した。

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　「ヘビーローテーション」のイントロで音響トラブルがあり、ステージ上で小嶋が戸惑っていると、スタンド席で観ていた高橋は機転を利かせてマイクを手にし「みんな、大丈夫だよね？　もう一回やり直してもね？」と観客に呼びかけた。こじはるが「正直に言いますと今、PA卓がパニック中です。ちょっとお待ちください、すみません」と謝ると、たかみなは「にゃんにゃん、一緒にしゃべる？」と小嶋に話しかけてフォローするなど、百戦錬磨の元総監督が冷静に時間を稼いだ。

　公演後の囲み取材で、高橋が話しかけてきたのはアドリブだったのかを聞かれた小嶋は「本当にいつも助けてもらって感謝しています。さすがだなと思いました」とライブでも盛り上げてくれた同期に感謝しきりだった。