アイドルグループ・SKE48 が18日、千葉県文化会館で昨年4月3日以来10ヶ月ぶりに、47都道府県ツアーを再開させた。2014年11月に地元・愛知を皮切りにスタートした『SKE48 47 都道府県全国ツアー 〜機は熟した。全国へ行こう！〜』ツアーは、今回の千葉公演で23ヶ所目。昼夜2公演で計4000人を動員した。

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　幕が上がり「握手の愛」が流れると、ステージのみならず客席からもメンバーが登場。今回のツアーのために作ったタブロイド紙をメンバー自ら配布するサプライズ演出に大歓声が上がった。

　キャプテンの斉藤真木子が「久々のツアーということで、待ち望んでここまで足を運んでいただいた皆さん、ありがとうございます！　きょうは皆さんに会えてうれしいという気持ちを前面に出して盛り上がっていきたいと思います」とあいさつ。千葉県出身の山内鈴蘭は、凱旋コンサートに目をうるませた。

　ユニット曲パートのトップバッターは、昨年11月に行われたメンバー59人による“1人10分”のソロコンサートで「次世代エース候補」と注目を集めた小畑優奈をセンターに、松本慈子、高寺沙菜の３人で「Glory days」をフレッシュにパフォーマンス。６期生の北野瑠華・熊崎晴香・竹内彩姫は「フィンランド・ミラクル」をキュートに披露し、2期生の石田安奈と3期生の後藤理沙子は「眼差しサヨナラ」を妖艶に歌い上げるなど、レアな組み合わせで沸かせた。

　昼公演のアンコールでは、今回の公演には不参加の予定だった大矢真那、松井珠理奈、高柳明音、古畑奈和、松村香織、須田亜香里、谷真理佳がサプライズ登場。松井が「きょうはツアー再開初日ということで、私たちも遊びに来ちゃいました！」と声を弾ませると、2ndアルバム『革命の丘』（22日発売）のリード曲「夏よ、急げ！」を披露し、会場は熱気に包まれた。

　竹内彩姫は「皆様の力が合わさって、ツアー再開が実現できたと思っています」とファンに感謝したうえで、劇場支配人の湯浅氏に向かって「次のツアーの予定を教えてください！」と茶化し気味に問いただした。すると、スタッフからキャプテンの斉藤にメモが渡され、４月７日に香川・サンポートホール高松、同８日に高知県立県民文化ホール公演を行うことがサプライズで発表された。事前に知らされていなかった竹内は、湯浅支配人に「すみませんでした〜！」と謝り、ファンの笑いを誘った。

　最後に江籠裕奈が「私たちSKE48 があるのは、皆さんのおかげです。これから回っていない都道府県に行って、新しいSKE48ファミリーを作れるように 、もっともっと頑張っていきたいと思います。 これからも応援よろしくお願いします」と呼びかけ、ラストは「手をつなぎながら」で締めくくった。

■千葉公演出演メンバー
【チームS】北川綾巴、後藤理沙子、松本慈子、山内鈴蘭
【チームKII】石田安奈、江籠裕奈、小畑優奈、北野瑠華、惣田紗莉渚、竹内彩姫、日高優月
【チームE】鎌田菜月、木本花音、熊崎晴香、後藤楽々、斉藤真木子、菅原茉椰、��寺沙菜
※昼公演「夏よ、急げ！」にサプライズ出演
【チームS】大矢真那、松井珠理奈
【チームKII】高柳明音、古畑奈和、松村香織
【チームE】須田亜香里、谷真理佳