今年5月にアルバム『BASIN TECHNO』でメジャーデビューした岡崎体育が、10月14日に放送された『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に初出演し、アルバム収録曲「Voice Of Heart」を披露。その異色のパフォーマンスがSNSなどで話題となり、大きな注目を集めている。
◆初の音楽番組出演、“歌わない”パフォーマンスに驚きの声
岡崎体育が音楽番組で生歌を披露したのは今回が初めて。「バラエティ番組でトークだけの出演が多かったので、やっと歌わせてもらいます」と語った彼は、“ライブ中、2番の歌詞を忘れてしまう”という状況での心の声をテーマした「Voice Of Heart」をMステだけのオリジナル歌詞でパフォーマンス。
カメラワーク、“心の声”をそのまま生かしたナレーション、彼自身の焦りまくる表情、マネージャーが電話で謝っている場面などを含めたユニークな演出は、Twitter上でも「岡崎体育がMステでも歌ってない件www」「岡崎体育、こんな普通の曲やんの!? って思ったら後半やばくて爆笑した」「じわるね岡崎体育」など大きな話題となった。
◆ミュージックビデオが再生回数1,000万回突破、多くのアーティストも支持
岡崎体育が注目を集めた最初のきっかけは、楽曲「MUSIC VIDEO」のミュージックビデオ。“カメラ目線で歩きながら歌う 急に横からメンバーでてくる”など、アーティストのミュージックビデオのよくある演出をそのまま生かしたMVはYouTubeでの再生回数1,000万回を突破(本人もTwitterで「撮影頑張ってよかった!」「1億再生まであと9,000万回!」とコメント)。
星野源をはじめ数多くのアーティストからの評価も高く、その個性的なスタイルは瞬く間に拡散していった。さらに今年の夏は『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2016』、『氣志團万博2016』などの大型フェスに出演するなど、活動の幅も確実に広がっている。
◆ネットでの拡散を意図した仕掛け、本質には優れたクリエイティビティーが
「MUSIC VIDEO」のほか、ライブの最中に“じつは口パクでした”とカミングアウトしてしまう「Explain」、ロックバンドに対するアンチテーゼを示した「FRIENDS」、家族構成をそのまま歌詞にして、最後はホッコリと温かい感情を描き出す「家族構成」なども話題に。「僕が面白いと思っている定義が、“あるある”と“ブラックジョーク”」という独自の視点から生み出される楽曲、そして、「映像がスマホなどで手軽に観られる時代やからこそ、自分の活動の宣伝として、YouTubeやSNSを上手く使わないといけない」という活動方針を含め、いまや岡崎体育は現在の音楽シーンを象徴する存在といえるだろう。
「Voice Of Heart」のMVが1週間限定で配信(GYAO)されているほか、12月7日に発売される1stシングル「潮風」(フジテレビ系アニメ『舟を編む』オープニングテーマ)のテレビサイズバージョンの配信がスタートするなど、新たなジャンルとのコラボレーションも始まっている岡崎体育。フックのある歌詞、ネット上での拡散を意図した仕掛けに注目が集まっている彼だが、その本質は優れたポップネスを備えた楽曲を生み出すクリエイター。楽曲の良さをどう伝えていくかが、本格的なブレイクに向かうためのポイントになりそうだ。
(文/森朋之)
◆初の音楽番組出演、“歌わない”パフォーマンスに驚きの声
岡崎体育が音楽番組で生歌を披露したのは今回が初めて。「バラエティ番組でトークだけの出演が多かったので、やっと歌わせてもらいます」と語った彼は、“ライブ中、2番の歌詞を忘れてしまう”という状況での心の声をテーマした「Voice Of Heart」をMステだけのオリジナル歌詞でパフォーマンス。
カメラワーク、“心の声”をそのまま生かしたナレーション、彼自身の焦りまくる表情、マネージャーが電話で謝っている場面などを含めたユニークな演出は、Twitter上でも「岡崎体育がMステでも歌ってない件www」「岡崎体育、こんな普通の曲やんの!? って思ったら後半やばくて爆笑した」「じわるね岡崎体育」など大きな話題となった。
◆ミュージックビデオが再生回数1,000万回突破、多くのアーティストも支持
岡崎体育が注目を集めた最初のきっかけは、楽曲「MUSIC VIDEO」のミュージックビデオ。“カメラ目線で歩きながら歌う 急に横からメンバーでてくる”など、アーティストのミュージックビデオのよくある演出をそのまま生かしたMVはYouTubeでの再生回数1,000万回を突破(本人もTwitterで「撮影頑張ってよかった!」「1億再生まであと9,000万回!」とコメント)。
星野源をはじめ数多くのアーティストからの評価も高く、その個性的なスタイルは瞬く間に拡散していった。さらに今年の夏は『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2016』、『氣志團万博2016』などの大型フェスに出演するなど、活動の幅も確実に広がっている。
◆ネットでの拡散を意図した仕掛け、本質には優れたクリエイティビティーが
「MUSIC VIDEO」のほか、ライブの最中に“じつは口パクでした”とカミングアウトしてしまう「Explain」、ロックバンドに対するアンチテーゼを示した「FRIENDS」、家族構成をそのまま歌詞にして、最後はホッコリと温かい感情を描き出す「家族構成」なども話題に。「僕が面白いと思っている定義が、“あるある”と“ブラックジョーク”」という独自の視点から生み出される楽曲、そして、「映像がスマホなどで手軽に観られる時代やからこそ、自分の活動の宣伝として、YouTubeやSNSを上手く使わないといけない」という活動方針を含め、いまや岡崎体育は現在の音楽シーンを象徴する存在といえるだろう。
「Voice Of Heart」のMVが1週間限定で配信(GYAO)されているほか、12月7日に発売される1stシングル「潮風」(フジテレビ系アニメ『舟を編む』オープニングテーマ)のテレビサイズバージョンの配信がスタートするなど、新たなジャンルとのコラボレーションも始まっている岡崎体育。フックのある歌詞、ネット上での拡散を意図した仕掛けに注目が集まっている彼だが、その本質は優れたポップネスを備えた楽曲を生み出すクリエイター。楽曲の良さをどう伝えていくかが、本格的なブレイクに向かうためのポイントになりそうだ。
(文/森朋之)
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2016/10/18