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サム・スミス、半年越しリベンジ公演 “天使の歌声”9000人うっとり

 米音楽界の権威『グラミー賞』で今年最多4冠を受賞した英歌手サム・スミス(23)が24日、東京・代々木第一体育館で『IN THE LONELY HOUR JAPAN TOUR』初日公演を行った。声帯手術のため5月に予定されていた2公演を中止していたことから、半年越しのリベンジ公演のチケットは完売。1時間15分にわたって全15曲を歌い、“天使の歌声”で9000人を酔わせた。

“天使の歌声”で9000人を酔わせたサム・スミス(C)Masanori Naruse

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 スミスは2月にグラミー賞で4冠を獲得直後に来日し、ミニライブで6曲を披露したことはあるが、本格的なフルコンサートは今回が初。冒頭「コンニチハ」と日本語であいさつしたスミスは「日本語が話せなくてごめん。話せたらいいのにな」と謝りつつも「でも、僕をここに迎えてくれてありがとう。自分の国から離れてこんなに大きな国でアーティストとして歌えることがどれだけうれしいことか」と話し、ヒットアルバム『イン・ザ・ロンリー・アワー』から「リスタート」「レイ・ミー・ダウン」「マネー・オン・マイ・マインド」などを披露し、美しいファルセットを響かせた。

 本編終了後、観客がスマートフォンのライトを点灯してアンコール。ステージに再登場したスミスが「ラッチ」を歌い始めると、観客はライトを点灯したまま左右に振った。美しい光景にスミスは「これまでの人生ですごくうれしいできごとだよ、こんなふうにリスペクトして聴いてくれてありがとう! アイ・ラブ・ジャパン、ソー・マッチ!」と大感激していた。

 ラストは、グラミー賞で「年間最優秀レコード賞」「年間最優秀楽曲賞」を獲得した名刺代わりの一曲「ステイ・ウィズ・ミー 〜そばにいてほしい」。「本当にアメージングだよ。ありがとう。最後はみんなが手をあげてるとこが見たいな。できる限り大きな声で歌って!」と呼びかけ、サビを大合唱。レディー・ガガが「天使の声」、ケイティ・ペリーが「男性版アデル」と称賛した美声で観客を魅了したスミスは「次のアルバムのときに今度また会おう! みんな愛してるよ! 本当にありがとう」と再会を約束した。

 あす25日には兵庫・神戸ワールド記念ホール公演が行われる。

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