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デビュー20周年の平井堅の功績

 平井堅が8月5日にシングル「君の鼓動は君にしか鳴らせない」をリリースした。TBS日曜劇場『ナポレオンの村』の主題歌に起用されている本作は、今年5月にデビュー20周年を迎えた平井の周年第一弾作品となる。

平井堅のアルバムミリオンは通算4作。男性ソロ歴代1位を記録している

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 今でこそ確固たる地位を築いている平井だが、決してデビューから順風満帆だったわけではない。本人も語っているように、デビューからの5年間は“不遇の時代”。初のオリコンTOP10入りは、デビューから5年後の00年4/17付シングル10位とした「楽園」(最高位7位)で、初のシングル首位獲得までは7年4ヶ月を要した。「楽園」でのブレイク以降は、「大きな古時計」「瞳をとじて」などのヒット曲を世に送り出し、人気を不動のものに。アルバムミリオンは通算4作で記録し、男性ソロ歴代1位となるなど、輝かしい記録も残している。

 音楽評論家の岡村詩野氏は、「デビューした90年代半ばは男性ソロで歌唱力があって、ブラックミュージックの要素をうまく咀嚼したアーティストは日本にほとんどいなかった。平井堅さんは歌に基軸を置いて、わかりやすいポップスとして消化して、多くの人に届けた。ブラックミュージックを一般にまで浸透させた、その功績は大きい」と語る。9月からは20周年を記念した全国ツアーも開催される。21年目を迎え、ますますの活躍が期待できそうだ。

(ORIGINAL CONFIDENCE 15年8月17日号掲載)

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