宝塚歌劇団の元男役トップスター10人が21日、東京・渋谷公会堂で行われた『麗人 REIJIN-Showa Era-』CD発売記念コンサート前夜祭のリハーサル後、報道陣の取材に応じた。

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　参加したのは杜けあき、高嶺ふぶき、稔幸、えまおゆう、姿月あさと、湖月わたる、彩輝なお、貴城けい、蘭寿とむ、壮一帆。昨年、退団したばかりの蘭寿は、大先輩らに囲まれ「皆さんとご一緒させていただき、とってもうれしい。勉強させていただいてこんな機会なかなかない」と緊張の面持ちで明かした。

　一方、今年退団した壮も「気づいたら直立不動になる」と恐縮した様子で「皆さん卒業されてそれぞれステキな女性として歩まれていても、舞台でライトにあたってマイクを持つと顔が変わる。その瞬間が大好きで、この場にいられてよかった」と感激。「皆さんから学んだことをこれからの人生につなげたい」と噛みしめた。

　22日に開催されるコンサート本番では、元男役トップスターたちが昭和歌謡の名曲を歌うコンセプトカバーアルバムの第2弾の発売を記念し、夢の共演を果たす。湖月は「勝手にしやがれ」、貴城は「いい日旅立ち」など個性豊かな選曲となっており、姿月は「男性の歌も女性の歌も両方歌えるのは皆さんだからこそ。我々だからこそできるコンサート」と胸を張った。

　コンサートは2月に行われた第1回に続き2回目の開催となるが、杜は「宝塚OGとしても途絶えないようにヒットさせて、次の時代、時代にメンバーを変えながら続けていってパート20くらいになればいいと、夢は大きく持っています」と意気揚々と話していた。